風邪を治すのは…ネギ?たまご酒?風邪薬?
「風邪をひいたらお風呂に入ってはいけない」というのは、多くの人が実践しているのではないでしょうか。じつは、風邪をひいていたり熱があるからといって、お風呂に入っていけないわけではありません。12月1日放送『駆け込みドクター!』の「お医者さんに聞きたい17の事」で紹介されていました。
これは、日本はお風呂が屋外にある場合や銭湯に行くことがあって、その際に冷えるので避けたほうがよいとされていたもの。つらくなければお風呂に入ってかまいません。髪の毛を洗ったりすることで、ウイルスが取り除かれたりもするのです。
「ネギを首に巻くと風邪が治る」という民間療法もありますが、首に巻いても治ることはありません。むしろネギを切り刻んで、お味噌汁などに入れて飲むのが効果的。ネギやにんにくに含まれる苦味成分「アリシン」には、血行促進や疲労回復に効果があるといわれるからです。アリシンが体内に入ると発汗作用があるため、自然と熱を上げて下げる効果が出てきます。
「たまご酒」もあまりよくありません。アルコールを摂取すると、体が脱水症状になって粘膜が乾燥してしまいます。逆に、ウイルスに感染しやすくなるのです。
「風邪薬」も、風邪を治すわけではありません。せきや鼻水といった症状を抑えるものであって、根本的に風邪を治すのは自身の免疫力しかないのです。その意味では、腸内細菌を整えると免疫力が高まるといわれています。最近では、ヨーグルトで風邪やインフルエンザを予防する人も増加中です。
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