金属アレルギーは誰もが発症する可能性アリ
私たちは体に「金属アレルギー」になるスイッチを誰でも持っています。スイッチがオンかオフかの違いしかありません。金属アレルギーは誰もがある日突然、発症する可能性があるのです。金属アレルギーに悩む人たちの具体的な発症事例を見ていきましょう。9月18日放送『ためしてガッテン』の「あぁ突然!金属アレルギー 体質改善の謎一挙解明」で紹介されていました。
大阪府に住む27歳の女性の場合、4年ほど前から謎の肌荒れに悩んでいました。目頭の付近が赤くただれるという感じで、汁みたいなものが出るのです。かゆみもあってどうしても触ってしまうため、治りかけては悪化するという繰り返し。こうした症状が何度も繰り返し現れ、3年以上も原因不明の状態でした。
原因は、まつげを持ち上げるために使う「ビューラー」だったのです。毎朝、化粧のときに使っていました。1分も使わないものなので、まさかビューラーだとは思いもよりません。しかも、10年近くこのビューラーを問題なく使っていたのです。
この女性、昔から汗をかく時期になると、ベルトのバックルがお腹に当たっている部分が、赤くなったりただれたりすることはあったとか。本人的には、あせも程度に考えていました。
熊本県に住む73歳の男性の場合、症状が出ているのは意外な場所。なんと「口の中」、両側のほおや歯ぐきなどが白くただれています。原因は歯のブリッジや差し歯の根元に使われている金属です。
辛いものを食べると飛び上がるくらい痛いとか。冷たいものはしみるし、酸っぱいもしみます。とはいえ、原因となっている金属をすべて取り除こうとすると、多額の費用がかかってしまいます。我慢しながら生活していくしかないと、なかばあきらめの気分です。
じつは症状が出たのは、ブリッジを初めて入れたときではありません。2つめのブリッジを入れたときに発症したのです。それまでは、問題なく生活できていました。
この男性の場合、最初に金属アレルギーが出たのは腕時計だったとか。時計をはめているときに汗をかいて、湿疹が出たのです。ただし、そのときは金属アレルギーとは思いもよりませんでした。
■9月11日放送『ためしてガッテン』
【あぁ突然!金属アレルギー 体質改善の謎一挙解明】
金属アレルギーは「金属+汗+菌」が原因
金属アレルギーのスイッチは「傷」にある
金属に触れずにおきる金属アレルギーとは?