二重あご解消に効く舌骨トレーニングってナニ?
ひと口に二重あごといっても、じつは4タイプあります。なかでも危険なのがトカゲ型。誤嚥性肺炎などを引き起こす可能性もあるのです。そこで二重あご解消に効く舌骨トレーニングを紹介しましょう。『ためしてガッテン』の「危険な二重あご」で取り上げられていました。
目次
二重あごには4つのタイプがある
じつは、二重あごには4つのタイプがあります。脂肪が余ったブルドッグ型、首元が太くなっているシロクマ型、余った肌がタレ気味のトカゲ型、あごがもともとあまりないマンボウ型の4つです。
この4タイプのうち、危険な二重あごはトカゲ型。飲み込むときに使用する筋肉が弱っているため、舌全体が下垂してしまっているのです。
のどぼとけから指1本くらい上あたりと、親指と人差し指で触ってみると、左右に突起が感じられる部分があります。これが二重あごに関係する「舌骨(ぜっこつ)」という骨です。この舌を支える骨が下垂すると、さまざまな健康障害の原因になります。
二重あごを解消しないと誤嚥性肺炎
飲み込むとき力が低下しているかどうかの簡単な見分け方は、のどぼとけのてっぺんよりちょっと上のところに人差し指を置いて、ごくりと唾を飲み込みます。このとき、のどぼとけが指を乗り越えるかどうかをチェック。勢いよく乗り越えるのであれば、筋力は衰えていないということです。
もうひとつのテストは、30秒間で何回唾を飲み込めるかです。軽く水を口に含んで、口の中を湿らせてから行ってください。普通の人は5~10回くらいはできるものですが、2回以下の場合は飲み込み障害の疑いがあります。
この舌骨を動かす筋肉が弱ってきて舌骨の位置が下がることが、二重あごの原因。こういった二重あごを解消しないと、食べ物がうまく食道に入らずに残ってしまい、それが気道に入ってしまうことになります。その結果、誤嚥性肺炎となってしまう場合があるのです。
二重あごの解消トレーニング
そして、二重あごの解消トレーニングが行える方法が「舌骨トレーニング」です。「口開け体操」と「頭上げ体操」の2つで構成されています。
口開け体操のやり方は、口を大きく開いて10秒間キープするだけ。これを5回で1セットで1日2セット行うのです。
もう1つの頭上げ体操は、仰向けに寝た状態で頭を上げてつま先を見る体操。その姿勢を10秒キープして10秒休憩…を3回繰り返します。これを1日3セット行うのです。
いずれの体操も舌骨を持ち上げる筋肉を鍛えるのに効果絶大。二重あごを解消してくれます。