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風邪対策は「うがい」より「えんげ」が効く

インフルエンザの年齢別患者数を見ると、一番多く発症しているのが「5~9歳」の子ども。また、子どもはさまざまな感染症にかかりやすいものです。そんな感染症にかかった子どもに触れる機会の多い小児科医は、どのようにウイルス感染を防いでいるのでしょうか? 1月20日放送『主治医が見つかる診療所』の「冬の免疫力アップSP」で紹介されていました。



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風邪対策は「うがい」より「えんげ」が効く


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小児科医の感染予防法は「えんげ」

そもそも小児科医は、ほかの科の医師に比べて感染症にかかりにくいのだとか!? 研修医時代から感染症の患者と接する機会が多く、ウイルスなどに対する抗体が自然と増えて、免疫力が高くなっています。そんな感染症に対する免疫力が高い医師でも、ふだんから実践している予防法があります。

その予防法が「えんげ」です。患者さんが入れ替わるごとに、お茶を一口飲んでいます。えんげとは、ゴクンと飲み込む動作のことをいいます。こうすると、のどに付いたかもしれないウイルスが洗い流されて、胃の中に流れ込んでしまうのです。

体内に入り込んだウイルスは、おもにのどから感染します。その際、のどが乾燥しているとより繁殖しやすいのです。


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「えんげ」でウイルスの繁殖を防げる

「えんげ」を行うことで、のどの乾燥を防ぎ、しかものどに付いたウイルスを洗い流せるというのです。そして、胃の中には胃酸があって、非常に酸度が強いのです。強力な胃酸のため、ほとんどのウイルスは死滅してしまいます。

これまで感染症予防には「うがい」が有効とされてきました。しかし近年、のどの奥で繁殖しているウイルスには届かないため、その効果を疑問視している医師もいるのです。

10~15分に一回、一口ゴクンでOK。こまめな「えんげ」が、感染症の予防になるのです。ちなみに就寝時にも効果アリ。暖房の付けっぱなしなどで部屋が乾燥している場合などは、枕元に水分を用意しましょう。目が覚めたときに「えんげ」を行えば、のどの乾燥とウイルスの繁殖を同時に防げるのです。

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