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痛くないのに突然死する狭心症-ためしてガッテン

「痛くないのに突然死」してしまう、男性も要注意の狭心症があります。その病名は「無痛性狭心症」もしくは「無症候性心筋虚血」といいます。実際の症例を見ながら、その狭心症を見つけるサインを紹介しましょう。7月24日放送『ためしてガッテン』の「40代から多発!恐怖の隠れ心臓病」特集で取り上げられていました。



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痛くないのに突然死する狭心症-ためしてガッテン


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症状は「せきが止まらない」「急に太る」

66歳の男性は、3時間におよぶ心臓の手術を受け、あやうく一命を取り留めました。本人いわく、自分がまさかこんな具合になるとは想像していなかったといいます。

というのも、気になっていた症状は「せき」。それが病院で見てもらったところ、なんと心臓に異常が見つかったのです。じつは冠動脈の太さが9割も細くなっていたのです。しかし、胸の痛みはまったく感じでいません。

症状の特徴としては「せきが止まらない」ことと、「急に太る」こと。この男性の場合、1ヶ月で10kgも太ったといいます。

私たちの体では心臓が血液を全身に送り出していますが、心臓の働きが悪くなると、全身の血液がうまく心臓に戻らなくなります。そうすると、体のさまざまな部分でうっ血がおこります。つまり、体の各部で水分が溜まっていくのです。このため、体重が増えるというわけです。


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病名は無痛性狭心症もしくは無症候性心筋虚血

この狭心症、病名は「無痛性狭心症」もしくは「無症候性心筋虚血」といいます。痛みを伴わない狭心症なのです。糖尿病の患者さんと高齢者に多い病気といいます。

糖尿病の場合、知覚神経にダメージを与えます。よく湯たんぽで火傷しても気づかない…という話がよくあります。これと同じことが心臓でおきているのです。

気づくためのサインは「息苦しさ」「せきが止まらない」など。とくに糖尿病の人は、定期的な検診で早期発見を心がけるべきでしょう。

■7月24日放送『ためしてガッテン』
【40代から多発!恐怖の隠れ心臓病】

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