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ナゾの心臓病の典型的な事例2つ-ためしてガッテン

心臓病というと高齢者の病気のイメージですが、じつは40代におこる「ナゾの心臓病」があることが話題になっています。それは「微小血管狭心症」といいます。まずは、その典型的な事例を紹介しましょう。7月24日放送の『ためしてガッテン』では「40代から多発!恐怖の隠れ心臓病」を特集していました。



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ナゾの心臓病の典型的な事例2つ-ためしてガッテン


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心臓が痛くて病院に行っても原因不明

いわゆる心臓病は、年齢とともに右肩上がりに増えていきます。40代が3%、50代が8%、60代が22%、そして70代が66%という感じです。ところが、今回取り上げる「ナゾの心臓病」は、それとは違う分布を示します。10代が1%、20代が14%、30代が21%、40代が41%、50代が22%、60代が1%と、40代と50代に山があるのです。

この心臓病、2010年にガイドラインが出されたことによって、ようやく最近になって広く知られるようになったばかり。正式名称は「微小血管狭心症」です。心臓が痛くて病院に行っても、原因不明となることが多いといいます。


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微小血管狭心症の典型的な事例

1つめの事例は「明け方に襲ってくる謎の症状」。49歳の女性の体の異変が始まったのは2年前のことでした。朝方、なぜか原因不明の息苦しさを感じるようになったのです。

その1ヵ月後、朝に目覚めたときに胸のあたりに痛みを感じることが増えてきました。胸を上から押さえ付けられるような痛みです。しかし、病院で診察を受けても、心臓には何も問題ないという結果。心臓にはどこにも異常がないというのです。

3ヵ月後、症状はさらに悪化。胸に痛みで睡眠が妨げられるまでになってしまいました。原因不明の痛みと息苦しさに襲われ続けたため、ついに勤め先の銀行を辞めざるをえませんでした。


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心臓に経験したことのない痛み

2つめの事例は「突然の激痛、死の恐怖」。東京都に住む65歳の女性も、胸の痛みが始まったのは46歳。1つめの事例の女性と同じ年ごろでした。

ある日、夕食のとき突然、心臓のあたりに経験したことのない痛みを感じたのです。それから、日常生活のあらゆる場面で予期せぬ胸の痛みに襲われるようになりました。

ときには失神をおこして救急車で病院に緊急搬送。超音波や血流検査など心臓の精密検査を受けましたが、原因は不明のままでした。

■7月24日放送『ためしてガッテン』
【40代から多発!恐怖の隠れ心臓病】

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