血管が詰まる原因は血圧変動による筋トレ!?
血圧が高くなくてもおきてしまう新型の脳卒中は「脳卒中体質」と呼ばれる人におきるもの。それは、血圧の変動幅が「15以上」ある人のことです。それでは、なぜこのような「血圧変動タイプ」に「脳卒中」がおきやすいのでしょう? 11月27日放送『ためしてガッテン』の「まさか脳卒中体質に!?血圧正常でも連発の謎」で紹介されていました。
目次
脳卒中体質の秘密は穿通枝
じつは「脳卒中体質」の秘密は、脳の手や足の動きに関わる運動機能を関わる部分にあります。「穿通枝」と呼ばれる0.5mmほどの細い血管です。
脳の中では、普通の血管は枝分かれしていく構造。「大」から「中」、そして「小」とだんだん細くなっていきます。しかし、この「穿通枝」は太い血管から細く枝分かれした状態。いわば「大」からいきなり「小」に枝分かれしているのです。
この「穿通枝」は、誰もが持っているもの。そして、その構造から「穿通枝」には、詰まったり破れたりしやすい部分でもあります。じつは「脳卒中体質」におこる「新型の脳卒中」はこの場所でおこっていたのです。
穿通枝の平滑筋で血管が詰まる
そして、穿通枝の血管の壁というのは「平滑筋」と呼ばれる筋肉でできています。これは血管が広がりすぎるのをおさえる役目を果たします。
1日のうちで血圧が上がったり下がったりを何度も繰り返していると、この平滑筋はすごくがんばらないといけません。そして、これが繰り返されると、平滑筋は仲間を増やす増殖因子を出すのです。
すると、仲間がどんどん増えることとなり、血管の内側に平滑筋がせり出してくることになります。これがさらに進行すれば、血管が詰まってしまって脳梗塞になってしまうというわけです。
■11月27日放送『ためしてガッテン』
【まさか脳卒中体質に!?血圧正常でも連発の謎】
血圧は正常値なのに「脳梗塞」が発症した!
「立って座って測る」脳卒中体質の見分け方
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