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「脳梗塞」症状が出る前兆の簡単チェック法

人間の「やる気」を司っているのが脳の「線条体」です。その線条体の付近で小さな脳梗塞がおきると「やる気の低下」という症状が現れます。これが「隠れ脳梗塞」と呼ばれるもの。これこそが次の大きな脳梗塞の前兆なのです。そこで、脳梗塞の前兆となる危険な「やる気の低下」の見分け方を紹介します。



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これは6月25日放送『ためしてガッテン』で取り上げられてた話。じつは「隠れ脳梗塞」の症状が出るにはある共通点があります。それは「高血圧」。やる気スイッチといわれる脳の「線条体」が、めっぽう高血圧に弱いのです。

通常の脳の血管は大から中、そして小へとだんだん細くなっていくもの。しかし「穿通枝」と呼ばれる部分は、太い血管からいきなり細い血管に枝分かれします。このため非常に圧がかかりやすく、脳梗塞がおこりやすい場所なのです。

そして「線条体」は、この穿通枝によって血液を供給されています。つまり、線条体は隠れ脳梗塞の症状が非常に出やすい場所なのです。

逆にいうと、しびれなどの症状がなくても「やる気の低下」が小さな脳梗塞の発見のカギにもなるということ。隠れ脳梗塞は、次の大きな脳梗塞の前兆ということができるのです。

そして「隠れ脳梗塞」の見分け方のポイントは3つ。「急にやる気が低下」して「症状が1か月以上」続き、しかも「高血圧」であることです。血圧は上が140mmHg以上、下が90mmHg以上が目安になります。また、急にやる気が低下する具体的な症状としては、次のようなものが挙げられます。

【こんな「やる気の低下」は危険】

  • 口数が減った
  • 気持ちの抑揚がなくなった
  • 周りが促さないと何もしなくなった
  • 好きなことに興味がなくなった
  • 将来計画や目標がなくなった

これらは本人が気づくことはあまりありません。周りの人が気づくことが大切なのです。やる気が落ちているだけなら、神経内科を受診すればOKです。症状が認められ場合、保険適用で数千円の費用でMRI検査を受けることができます。健康な人が念のために受ける脳ドックの場合は、費用は4万円ほどです。

■6月25日放送『ためしてガッテン』
【やる気低下が危険信号 脳の異変を発見せよ】

たった5分「やる気スイッチ」エクササイズ!!

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