脳卒中!正しく横向きに寝かせる体勢とは?
脳卒中で誰かが倒れたとき、どのような体勢で寝かせておくのがよいかご存じですか? 動かさないほうがよい…程度の知識はあるかもしれませんが、正しい体勢は意外に知られていません。11月25日放送『主治医が見つかる診療所』の「冬の突然死を防げ!脳卒中スペシャル」で紹介されていました。
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脳卒中は麻痺側を上にして横向き
まず「頭が痛い」「激痛がする」といった場合、嘔吐を伴うこともあります。この吐しゃ物を飲み込んでしまって窒息してしまうこともあるので、横に顔を向けてそれらが流れ出るようにしておくこともポイントです。
仰向けに寝かせると、意識がない場合は吐いたものが気管に詰まったり、舌の根元の筋肉がたるんでしまってのどをふさいでしまったりして、窒息で死んでしまうこともあります。また、横向きにするときは、麻痺が出ている側は上にすることも忘れずに覚えておきましょう。
救急車を待つ間の最適な姿勢は次のとおり。まず、片手を広げた状態から、広げた手の側へ体を横向きにします。そして、もう片方の手を枕のように顔の下に入れ、アゴを上げて気道を確保するのです。このとき、上側になるひざを前方の床に広げるようにして、倒れないように体勢を安定させるようにします。
病歴や飲んでいる薬の情報も大切
嘔吐をしそうなときや意識がないときに、このまま待つようにします。大切なのは「アゴを上げて気道を確保する」こと。そして「ひざを広げて安定させる」ことです。
救急車が到着するまでの間は、患者をなるべく動かさないで、麻痺したほうがあればそちらを上にして横向きに寝かせます。そして、正しい情報を伝えることができるように、病歴や飲んでいる薬などの家族の情報を、きちんと知っておくが大切です。
■11月25日放送『主治医が見つかる診療所』
【冬の突然死を防げ!脳卒中スペシャル】
移動させると大発作に!脳卒中は動かさない
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