夫婦の会話が「脳梗塞」早期発見につながる
神奈川県に住む大学教授(82歳)を脳卒中が襲ったのは、いまから12年前のこと。発症年齢は70歳でした。その始まりは、寝起きに感じた些細な症状だったといいます。右腕がだるくて妙だな…という感じでした。11月25日放送『主治医が見つかる診療所』の「冬の突然死を防げ!脳卒中スペシャル」で紹介されていました。
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向かった病院で脳梗塞と診断された
ちょっとだるいと感じたものの、たいして気にすることなく朝食をとっていた男性。しかし、ご主人の異変に奥さんが気づいたといいます。心なしか言葉がいつもより不鮮明で、ちょっと口元が曲がっているような感じがしました。その途端に「脳梗塞」だと思ったといいます。
一方で、本人はまったく気づかなかったとか。本人は気にしていなかった些細な異変。それでも長年連れ添った奥さんは、夫に迫る命の危機に気がついたのです。
もしものためにメモしておいた脳の専門病院に急いで連絡。夫の症状を伝えると、すぐ来るようにいわれました。そして向かった病院で、脳梗塞と診断されたのです。この男性の場合は発見が早かったため、右手の指先に多少のしびれは残ったものの、命に別状はありませんでした。
ふだんから意識して夫婦で会話
男性いわく、おそらく自分1人だったら気づかなかったとのこと。奥さんの迅速な対応で事なきをえましたが、なぜこのような対応ができたのでしょう?
じつは男性の母親は脳出血で亡くなっています。そのまた母親も脳出血で死んでいるとのこと。脳卒中が遺伝する可能性を考え、脳の専門病院の連絡先をメモしていたのです。
そしてもう1つ、無関心だったら「あらそう」くらいで終わっていたと奥さんはいいます。ふだんから意識して夫婦で会話をするように心がけていました。それにより、夫の些細な異変に気づくことができたのです。
■11月25日放送『主治医が見つかる診療所』
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