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大橋アナを襲った脳梗塞の本当の原因とは?

世間に衝撃を与えた、テレビ東京アナウンサー大橋未歩さんの「脳梗塞」。大橋アナはなぜ34歳という若さで「脳梗塞」が発症してしまったのでしょうか? 11月25日放送『主治医が見つかる診療所』の「冬の突然死を防げ!脳卒中スペシャル」で紹介されていました。



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大橋アナを襲った脳梗塞の本当の原因とは?


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脳梗塞の原因は右内頚動脈解離

大橋アナを襲った4か所の脳梗塞、その原因は意外な場所で見つかりました。右の首の動脈の中が避けていることが原因だったのです。これは「右内頚動脈解離(みぎないけいどうみゃくかいり)」という病名。心臓と脳のあいだにある首の血管が「頚動脈」です。その頚動脈の内側の壁がはがれてしまった状態が「内頚動脈解離」といいます。

大橋アナの右の頚動脈を映した画像を見てみると、途中に白い影のようなところが見えます。これが頚動脈の内側が解離した部分です。はっきりとえぐれていて、血管のとおりが約50%になっていました。さらに、血管を立体的に映し出した画像を見てみると、頚動脈がえぐれたように狭くなっているのがよくわかります。

大橋アナの場合、頚動脈が解離していた部分で血流のよどみが発生。これにより、血の固まり「血栓」ができ、血流に乗って脳へ移動。血管を詰まらせて、脳梗塞を発症したのです。


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脳梗塞の再発をステント治療で防いだ

動脈解離の一般的な治療法は、血液が固まりにくくなる薬を飲みながら、自然に解離が治るのを待つ…というもの。しかし、大橋アナは半年間、薬を飲み続けたものの、解離は治らなかったのです。

残された方法は「手術」をするか「ステント治療」をするかのどちらかです。大橋アナの決断は「ステント治療」。こうして、脳梗塞発症から6ヶ月で大橋アナにステント治療を実施しました。

狭くなっていた血管を約4cmのステントによって広げ、脳梗塞再発の恐怖から解放されたのです。もう一度、人生を与えられたような感じといいます。そして現在、8ヶ月間の休養を経て現場復帰。再び、健康を取り戻したのです。

■11月25日放送『主治医が見つかる診療所』
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