たった4分でお肉が加熱ムラなく解凍できる!
お肉を電子レンジで解凍すると、どうしても「加熱ムラ」が出てしまいます。とはいえ、マニュアルどおりに「解凍モード」を使った場合、20分以上もかかってしまいます。その解決方法を8月28日放送『ためしてガッテン』の「冷蔵庫のスゴ技5連発!」で紹介していました。
目次
電子レンジの解凍は加熱ムラがおきる
冷凍した「お肉」を電子レンジで解凍するとき、「解凍モード」だと時間がかかりすぎるので「温めモード」を使った経験はありませんか? すると、外側の部分に火が入ってしまって茶色くなってしまう「加熱ムラ」ができてしまったという経験は誰にでもあるはず。これはとくに、挽き肉を冷凍した場合によくおこる現象です。
どうしてこのような現象がおきるかというと、電子レンジの特性として「水の加熱は得意」ですが「氷の加熱は苦手」なのです。冷凍したお肉を解凍した場合、表面だけが先に水に変わってしまって、そこばかり加熱が進んでしまいます。
そして、加熱を続ければ続けるほど、この加熱ムラはひどくなっていくのです。そのあと調理に移っても加熱ムラが影響して、部分的にカタいところができたり、焼けすぎたりしてしまうのです。
凝縮熱で短時間でお肉の芯まで解凍
その解決方法は、冷凍したお肉をそのままフライパンに入れて、70mlの少量の水を入れたのちに強火で3分加熱。さらに火を止めてフタを開けずに余熱で1分おくだけです。このあとは、通常どおり調理していけばOKです。
その原理を説明しましょう。フタをした状態で強火で加熱をすると、水は水蒸気になります。この水蒸気、冷たいお肉に触れるとその表面に大きなエネルギーを渡して、また水滴に戻るのです。そのエネルギーが「凝縮熱」といい、どんどんお肉の中に熱が浸透していきます。
しかも、戻った水滴はまた水蒸気となって「凝縮熱」をお肉に渡し続けるというわけ。このため、非常に短時間でお肉の芯まで解凍することができるのです。お肉の周りに水蒸気があることで、表面が乾きません。このため、お肉がパサパサになることもないわけです。
■8月28日放送『ためしてガッテン』
【冷蔵庫のスゴ技5連発!】
たった4分でお肉が加熱ムラなく解凍できる!
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