風邪を早く治すなら参鶏湯の肉は食べちゃダメ
高麗人参などの生薬が入って栄養豊富な参鶏湯（サムゲタン）は、風邪を早く治すのに効果的な料理です。ただし、注意点がひとつあります。参鶏湯の肉は食べてはいけないのです。消化・吸収に体のエネルギーが行って、ウイルスと戦う力が削がれてしまうからです。12月1日週放送の『別冊主治医が見つかる診療所』で紹介されていました。
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風邪を早く治すための食べ方がある
参鶏湯は、韓国を代表するスープ料理。丸鶏のなかにもち米やニンニク、ナツメ、高麗人参など生薬を一緒に詰めて、スープでじっくり煮込んでいきます。調味料はほとんど使いません。
もともと韓国では、夏バテなどのときの疲労回復を目的に食べられている料理です。鶏に詰めた食材や生薬の成分がスープに溶け出し、体がしっかり温まる効果があります。
じつは参鶏湯には、風邪を早く治すための食べ方があるのです。参鶏湯は風邪をひきそうなときは、鶏肉や食材を食べてはいけません。ねぎをよくかき混ぜたうえで、スープだけを飲むのです。
風邪を早く治すならスープだけ飲む
風邪を早く治したいときは、体の免疫力を総動員しなければなりません。そういうときに肉などを食べてしまうと、消化・吸収のために胃腸に体のエネルギーが行ってしまいます。ウイルスと戦う力が削がれてしまいます。
それを防ぐためには、スープだけを飲むこと。参鶏湯の肉汁などの栄養成分はすべてスープに出ています。消化・吸収のよいスープを飲むだけで、参鶏湯の栄養のほとんどは摂ることができるのです。
このほか、意外に風邪のひき始めにオススメの料理には味噌汁。スープカレーもオススメです。どちらも具材をたくさん食べる必要はありません。よく煮出したスープを飲むと体が温まります。とくに味噌汁には、山椒などの和のスパイスを足すと効果的です。
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