アキレス腱が太い人は「心臓病」の危険が!!
なんと「アキレス腱が太い」と「心臓病になる」可能性が高いのです。通常よりも心臓病のリスクが「13倍」も高いといいます。さっそく、その理由を詳しく見ていきましょう。3月26日放送『ためしてガッテン』の「世界の健康ワザ直輸入SP」で紹介されていました。
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アキレス腱が太いとコレステロール値が高い
そもそも「コレステロール」は、血管の壁にできた小さな傷や穴からどんどん中に溜まっていくもの。最終的には、血管をふさいでしまったり、詰まらせてしまいます。これによって心筋梗塞が引き起こされるのです。
しかし、コレステロールが溜まる場所は血液中だけではありません。それが「アキレス腱」。アキレス腱というのは、激しく伸びたり縮んだりしていて、いつでも傷だらけ。血中のコレステロール値が高いと、その傷にどんどんコレステロールが溜まっていくのです。
そして、それが長い年月かけて溜まり続けた結果として、見た目でもわかるほどの太さになるのでした。すなわち「アキレス腱が太い」ということは、コレステロール値がずっと高いということ。だからこそ「心臓病になる」可能性が高いのです。
家族性高コレステロール血症とは?
これは「家族性高コレステロール血症」という病気。「LDLコレステロール」の値がもともと体質的に高い病気なのです。このため、食事や運動に気を遣っても値がなかなか下がりません。これは「遺伝」です。
日本での患者数は推定で30万~60万人。心筋梗塞をおこす人の「1割」は、このタイプであることがわかっています。
実際の「アキレス腱チェック」の方法を紹介しましょう。まず、アキレス腱は横から見たときに「弓なり」に反っているのが正常です。この病気の場合、ボコッと後ろに膨らんでいるようになっています。次に、アキレス腱の厚さを確認します。厚さが「2cm以上」だと危険なサインです。
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