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左上半身の痛みは「狭心症」の疑いアリ

健康診断では見つけられない心臓の病気「狭心症」。私たちがいち早く発見するにはどうしたらよいのでしょう? じつは狭心症ならではの痛みの出方があるのです。さっそく狭心症の早期発見方法を見ていきましょう。8月12日放送『主治医の見つかる診療所』の「健康診断では見つからない心臓病の発見法」で紹介されていました。



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左上半身の痛みは「狭心症」の疑いアリ


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狭心症の痛みは左上半身全般に出る

狭心症の早期発見法の1つめは「痛みの出る場所」があります。狭心症というのは痛みがメインの症状ですが、その痛みのパターンである程度の診断ができます。多くの人は心臓の痛みをイメージしますが、じつは首や肩、腕や脇、ときには胃など、いろいろなところに痛みが散るのが特徴です。

狭心症の症状が出る範囲は胸のあたりとは限らず、上半身の左側全般におよびます。イメージとしては、左半分の耳の穴からおへそまでのどこかに異常があれば、狭心症の可能性を念頭に置いておくべきでしょう。キリキリやズキンではなく、ギューッとした感じの痛みであることも特徴です。

狭心症の早期発見法の2つめは「手の押さえ方」です。どこが痛いかを聞かれたとき、指先を伸ばして心臓を差している場合、無意識に表面の痛みを訴えているといいます。狭心症の場合、指を曲げて差している人が非常に多いとか。これは中が痛いことを無意識に表現しているわけです。


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狭心症の典型的な症状は痛みの再現性

狭心症の早期発見法の3つめは「女性患者の症状」があります。女性の場合、男性のように胸が苦しいなど共通でおこる症状がないことがあるのです。たとえば、突然汗が大量に出たり、息切れや吐き気がしたりすることがあります。

さらに女性の場合、アメリカでの研究によると、結婚している女性としていない女性では、結婚している女性のほうが狭心症のリスクが3倍ほど高いというデータがあるのです。さまざまなストレスがその原因と推測されます。

狭心症の早期発見法の4つめは「知っておくべき典型的な症状」です。典型的な症状というのは、心臓の血管が細くなっているために、坂道でも階段でも同じくらい上ったときには、必ず同じように症状が出ます。すなわち「再現性」というのが非常に大切なポイントです。

たとえば階段を上ったとき、胸に息苦しさや痛みを感じた場合、それが一度だけなら狭心症の疑いは低くくなります。同じような階段を上るたびに、毎回ほぼ同じ息苦しさや痛みを感じる場合、狭心症の疑いが高くなるのです。

■8月12日放送『主治医の見つかる診療所』
【健康診断では見つからない心臓病の発見法】

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