「めまい」の種類で行くべき病院が異なる!
立ちくらみをよくおこすというケンドーコバヤシさん。「めまい」という「プチ不調」の悩みを抱えています。これはどのような病気で何が原因なのでしょうか? じつは「めまい」の種類によって行くべき病院が異なっているのです。10月27日放送『駆け込みドクター!』の「あなたの不調を解決SP」で紹介されていました。
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ふだんから立ちくらみの症状が出ている
ケンドーコバヤシさんは1972年生まれ。タバコは1日10本以上、そして飲み会ではハイボールを10杯も飲むとか。つまみは焼きそばに揚げ物と高カロリーなものばかりです。さらに、飲み会でトイレに行った回数は3回。いつもトイレが近いといいます。
そんなケンコバさん、ふだんから立ちくらみの症状が出ているとか。目の前が真っ暗になるブラックアウト状態になるといいます。しかも、目の前が真っ暗なまま歩き続けているとまで…。
たとえば、トイレに行きたいとパッと立ったときに、次に目の前が見えるのは便座に座った後といいます。そんなめまいが、なんと1日に4~5回。はたして、この「めまい」はどんな種類で、大丈夫なものなのでしょうか?
3種類のめまいで行くべき診療科が違う
まず「めまい」には「グルグル型」「フワフワ型」「クラクラ型」の3つの種類があります。「グルグル型」は目の前がグルグル回るような回転性のめまい、「フワフワ型」は足が地に着かない船に乗っているような安定していない状態の、「クラクラ型」は立ち上がったときに目の前が暗くなるようなめまいです。
そして、どの種類の「めまい」かによって行くべき診療科も違ってきます。「グルグル型」は、おもに耳の奥のほうでおこるもの。突発性難聴や内耳炎が原因でおこることがほとんど。このため、行くのは「耳鼻咽喉科」です。
「フワフワ型」は、ストレスなどでも起こりますが多くは脳梗塞などが原因。このため「脳神経外科」に行くことになります。「クラクラ型」は血圧の異常や貧血などが原因でおこるため、おもに「内科」に行くとよいでしょう。
めまいの種類はクラクラ型だった
ケンコバさんのめまいの種類は「クラクラ型」です。クラクラ型めまいの原因は、脳の酸素不足です。とくに立ち上がって目の前が暗くなってしまう場合は「起立性低血圧」と考えられます。
「起立性低血圧」とは、寝たり座ったりしている状態から立ち上がったときに、ふらついたりめまいがおきたりすること。血圧の急激な低下により、脳への血流が一時的に低下することでおきるといいます。
飲み会ではたくさんお酒を飲んで何度もトイレに行っているため、尿として水分が体外に出てしまっています。この状態は血圧が上がりにくい状態です。また、タバコも血圧を上げにくくしている原因なのでした。
立ちくらみのめまいに効くツボ
立ちくらみなどのクラクラ型のめまいは、疲労の蓄積による自律神経の乱れから、血圧や内耳の三半規管が体の急な動作についていけないためにおこります。
そんなときは後頭部にある「風府」というツボをじっくり押すとよいでしょう。風府のツボは顔を少し上げたときに、下から上に首を背骨にそって触ったときにあるくぼみ部分です。
まずは深呼吸して首筋を円を描くようにしてさすったら、人差し指と中指をそろえて鎖骨のくぼみをマッサージ。そのあとに、風府のツボを押すのです。風府のあとは、こめかみのツボ「聴宮」をやさしくもみ込みましょう。
聴宮は耳の穴の前側にある小さな突起のすぐ前にある、わずかに口を開けたときにできるくぼみです。いずれも血圧を安定させて、内耳の血流を促すツボになります。
■10月27日放送『駆け込みドクター!』
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