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早期発見!レビー小体型認知症の見分け方

長い間、アルツハイマーなどと思われて、間違った薬を投与されたりなどして、患者や家族が苦しんできたある「認知症」があります。それが「レビー小体型認知症」です。その症状の特徴を見ていきましょう。10月2日放送『ためしてガッテン』の「気づいて!新型認知症 見分け方&対策大公開」で紹介されていました。



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早期発見!レビー小体型認知症の見分け方


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レビー小体型認知症に気づくポイント

この病気は、2010年にガイドラインに治療法が載ったばかり。「第二の認知症」とも呼ばれるこの病気、高齢の認知症患者の5人に1人がかかっているといいます。それが「レビー小体型認知症」です。

「レビー小体型認知症」を気づくポイントは大きく3つあります。1つめは「幻視」で「人や虫がいると訴える」「空中に手を伸ばす」「壁に話しかける」などが具体的な症状です。

2つめは「症状が急に現れては消える」こと。そして3つめは「筋肉がこわばって動きが遅くなる」こと。転びやすくなるなど、パーキンソン病にも近い症状です。


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レビー小体型認知症は早期発見がカギ

このほか、大きな声で寝言をいったりときどき布団で暴れる人は「レム睡眠行動障害」と呼ばれ、レビー小体型認知症の前兆であることがあります。ここから気分が暗くなって「うつ症状」が出たり、自律神経系が乱れることによる「便秘」「大汗」が前兆となることもあります。

「レビー小体」がたまるのは、いわば老化現象。一度貯まったレビー小体は取り除くことはできません。すなわち、レビー小体型認知症を完治する方法は、現在のところはないのです。ただし、幻視などの症状を和らげる薬はあるので、医療と介護の組み合わせで症状を改善することは可能です。

この病気は早期発見と適切な治療が改善のカギ。とくに、統合失調症やうつ病などの「向精神薬」には過敏であるため、副作用が出やすいので注意が必要です。全国200ヶ所にある「認知症疾患医療センター」や「地域包括支援センターのサポート医」に相談するようにするとよいでしょう。


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レビー小体型は物忘れが進まない

なおレビー小体型認知症は、いまから35年ほど前に発見されました。認知症といえば、当時も「アルツハイマー型」がほとんど。その特徴は、脳の中の記憶を司る「海馬」と呼ばれる部分が縮んでしまうことです。このために、記憶が徐々に失われてしまうのです。

しかし、なかには「物忘れが進まない」「うまく歩けない」「幻視が見える」といった患者の存在。そこで、患者の脳を詳しく調べてみたところ、海馬がほとんど小さくなっていなかったのです。

詳しく調べると、脳の中にレビー小体があることを発見しました。これはパーキンソン病の原因物質として発見されていたもの。これが認知症を引き起こしていることを発見したのです。


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レビー小体型認知症への対応方法

実際にレビー小体型認知症になってしまった場合、家族はどのような対応をすればよいのでしょう?

1つめのポイントは「幻視を否定しない」こと。患者本人にとっては現実としか思えないものですから、それを否定すると強く反発してしまうからです。

2つめのポイントは「本人以外には見えないことを伝える」こと。患者本人に「これは幻かも」と考えるきっかけを作ります。

このほか「幻視を見やすい環境を減らす」「視覚以外へ注意をそらす」「幻を触ってみる」「幻を消すおまじないをする」など対応方法はいろいろ。上記2点のほかは、個々の環境に合わせて試行錯誤していくことになるでしょう。

■10月2日放送『ためしてガッテン』
【気づいて!新型認知症 見分け方&対策大公開】

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