「内臓型冷え性」のカンタンな見分け方
夏の生活習慣が原因で起きる「内臓型冷え性」が、女性だけでなく男性の間でも急増しています。しかも、自覚症状がなく冷え性を悪化させやすいという特徴があるのです。そこで、本人も気づきにくい「内臓型冷え性」の見分け方をまとめました。
目次
内臓型冷え性を見分ける一番シンプルな方法
内臓型冷え性は、文字どおり内臓が冷えてしまうことです。内臓が冷えるということは、内臓に十分な血液が届いていないということ。普通の冷え性に比べて、自覚症状がなく冷え性を悪化させやすいという特徴があります。
内臓型冷え性の見分け方として一番シンプルな方法は、みぞおちの下とおへその下に、それぞれ手を置き、みぞおちの下が冷たいなら内臓型冷え性の可能性が高いといえます。とくに寝起きに行うと温度差が出るので、わかりやすいでしょう。
また、わきの下とみぞおちの下を比べる方法もあります。このとき、お腹のほうが冷たいときは内臓型冷え性と考えることができるでしょう。
内臓体温が36.3℃以下なら「内臓型冷え性」
より正確に内臓体温を計るのなら、直腸体温計が一番。とはいえ、病院以外でお尻から体温を計るのはちょっと難しいものです。
その場合、わきの下で普通に体温を計って計測が終わっても、そのまま10分くらい計り続けます。この10分後の体温が内臓温度に近いのです。昔ながらの「水銀体温計」だと計りやすいでしょう。
このときの内臓体温が36.3℃以下なら「内臓型冷え性」といえます。ちなみに、通常の内臓体温は平熱より高く、37.5℃から38℃です。逆にそれを超えると、今度は熱中症の危険性があります。
ついつい冷たいものを食べすぎたり、クーラーをつけっぱなしで寝てしまうことが多い夏は、隠れ冷え性のシーズン。肩が重い、体がだるい…など、夏バテだと思っていたものは、じつは「内臓型冷え性」が原因なのかもしれません。
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