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加齢黄斑変性で失明!?その発症原因と予防法

「加齢黄斑変性」はじつは欧米では失明原因の第1位の病気。近年は日本でも患者数が急増して、2012年には84万人となりました。しかも1,200万人以上が加齢黄斑変性の予備軍といいます。加齢黄斑変性が発症する原因と、その予防法について詳しく見ていきましょう。11月19日放送『ためしてガッテン』の「危険な目やに発見ワザ」で紹介されていました。



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加齢黄斑変性の発症原因と予防法


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加齢黄斑変性は網膜が変形する

道路のセンターラインがクネクネと見えたり、視界の中心が欠損したりするのが加齢黄斑変性の症状です。黄斑変性症とも呼ばれます。なぜこのような症状が現れるのでしょう?

人間の眼球の内側には、視覚情報を認識するための網膜があります。そして、真ん中あたりに黒ずんだ部分が「黄斑」です。色や明るさを認識する視細胞が集中している場所になります。

加齢黄斑変性は、黄斑の周囲がふくらんだ状態になる病気。網膜が変形してしまっているため、視界がゆがんで見えるのです。それでは、どうして黄斑の周囲がふくらんでしまうのでしょう?


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加齢黄斑変性の原因はブルーライト

加齢黄斑変性の原因はブルーライトの浴びすぎでです。ブルーライトを視細胞がたくさん浴びすぎると活性酸素が発生。視細胞のカスが溜まります。

すると、体が免疫反応をおこして炎症が発生。すると、炎症部分に栄養を届けようと、新しい血管が伸びてくるのです。すると、炎症部分がふくらんで、ひいては黄斑が盛り上がってしまうのでした。

しかも、新しくできた血管はできたばかりで頑丈ではありません。ふとしたことで出血することで、失明してしまうのです。


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緑黄色野菜で加齢黄斑変性を予防

ブルーライトを避けるには、黄色いフィルムが有効。PC用などで販売されているメガネは、薄く黄色がかっているのはそのためです。そして、黄斑自体の色もじつは黄色。黄斑色素によって色が付いているのです。黄斑色素は、体の中に自然に持っている目のなかのサングラスの役目を果たしています。

このため、加齢黄斑変性を予防する方法は黄斑色素を増やすことが大切。黄斑色素は緑黄色野菜を食べることで増やすことができます。1日に必要な量は「ブロッコリー1株」もしくは「チンゲンサイ1/2束」や「ほうれん草1/2束」「小松菜1/3束」です。

これらの緑黄色野菜を少量の油で調理すると吸収力が高まります。また、パプリカなどに豊富なビタミンC、にんじんや春菊に豊富なビタミンA、かぼちゃやパセリに豊富なビタミンEを一緒に摂ると抗酸化機能がアップします。

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