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ギネスに挑戦!?最小心拍数は1分あたり28回

誰にでもおこる「脈とび」には、安全なタイプと危険なタイプがあります。そして、危険な脈とびを見分けるポイントとして、1分間の脈拍が「40回以下」という目安があるのです。しかし、心臓を鍛えているスポーツ選手は例外といいます。一般人とは何が違うのでしょう? 11月20日放送『ためしてガッテン』の「まさか!物忘れの原因が心臓だったなんて」で紹介されていました。



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人間の心臓は、通常は1分間に60回ほど拍動します。しかし、スポーツ選手の中には心臓が鍛えられることで、心拍数がとても少ない人もいるのです。

フランス中の山々を激走する自転車レースの最高峰「ツール・ド・フランス」で、5連覇という快挙を成し遂げたのがミゲル・インデュラインさん。彼は安静時の心拍数が世界一ゆっくりであることから、現役時代にギネスブックにも掲載されました。なんと1分間に「28回」だったのです。

スポーツ選手の心臓の断面を超音波で測定してみると、一般の人と比べて大きくなっています。とくに持久力を必要とする競技であるマラソンや自転車などの選手は、運動中にたくさんの血液を必要とします。そこで、1回に送り出せる血液の量を増やすために、心臓自体が大きくなっているのです。

これが、いわゆる「スポーツ心臓」と呼ばれるもの。一般人の2倍近くも大きくなることもあります。一度に送り出せる血液量が多いため、安静時には送り出す回数は少なくて済むというわけです。

このため、スポーツ心臓の場合は脈拍が1分間に「40回以下」であっても、危険な脈とびの目安は当てはまりません。ちなみにスポーツをやめると、心臓のサイズはまた元に戻ってしまうそうです。

■11月20日放送『ためしてガッテン』
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