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認知症を予防!リスクを上げる習慣と下げる習慣

アルツハイマー病の潜伏期間は20年に及ぶこともあるほど長いもの。すでにあなたの中で認知症が進行しているかもしれません。とはいえ認知症の発症リスクは、生活習慣で変えられます。そこで、認知症を予防するための発症リスクを「上げる習慣」と「下げる習慣」を紹介しましょう。7月27日『駆け込みドクター!』の「認知症の新常識SP」で紹介されていました。



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認知症を予防!リスクを上げる習慣と下げる習慣


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適量のお酒は認知症の発症を4分の1にする

認知症のリスクを上げてしまうのは「お酒」。認知症の原因のひとつが脳の萎縮。長年にわたり大量の飲酒を続けると、脳の萎縮が進行します。飲みすぎで記憶を失うということが何回かある人は、グッと認知症のリスクを上げる結果になっているのです。

とはいえ、お酒は脳血管疾患や脳の動脈硬化も含めて、適量であることがポイント。お酒は適量であれば、認知症の発症を暮らせたというデータもあるのです。

フランスのボルドー大学の研究では、ワインをグラス3杯ほど毎日飲んでいる人は、まったく飲まない人に比べて認知症の発症率が4分の1程度だったことが明らかになっています。適度のアルコールが脳の血流や脳代謝を改善することがその理由です。

「たばこ」も認知症のリスクを上げる習慣。喫煙者はたばこを吸わない人に比べて、認知症のリスクが2倍高まります。たばこの煙に含まれる一酸化炭素により、血液が酸素不足になるのが原因。認知症がどんどん進行します。


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認知症の予防には緑茶が効果アリ

認知症のリスクが下げる習慣が「緑茶」。3か月間、認知症患者に1日3杯の緑茶を飲んでもらったところ、診断テストの結果が12人中8人も改善したのです。

お茶には渋み成分の「カテキン」や、うまみ成分の「テアニン」が含まれています。このカテキンやテアニンは、認知症を予防することが基礎的な研究で明らかになっているのです。さらに、カテキンの一種「エピガロカテキンガレート」という成分には、認知症の原因である神経細胞死を抑えるといわれています。

リスクが下げる習慣が「乳製品」です。認知症を発症しにくい人たちは、乳製品や大豆製品を多くとる傾向にあります。牛乳や乳製品に含まれるカルシウムやマグネシウムに予防効果があるといいます。

EPAやDHAといったサバやイワシなどの青魚に含まれている脂も有効。1日1回以上食べている人は、認知症の発症率が5分の1程度に軽減されたという報告も。このほか、緑黄色野菜のビタミンEやビタミンC、βカロチンが、認知症の発症リスクを抑える研究報告もあります。


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認知症が予防できるアロマの種類とは?

「アロマセラピー」を使った認知症予防もあります。アルツハイマー型認知症の進行の仕方は、最初に嗅覚障害がおこってから海馬の障害がおこります。海馬に障害が発生すると、記憶力の低下や物忘れがおこるのです。

そこで、嗅覚神経に障害がおこりながらも海馬に障害が生じていない段階で嗅覚神経を刺激することができれば、それが認知症の予防ができるということになります。

実際、認知症の高齢者28人にアロマセラピーを実施した研究があります。それは昼と夜とで異なるアロマを嗅いでもらうというものです。

昼は集中力を高めて記憶力を高めるという、ローズマリーカンファー2滴とレモン1滴を配合。夜は鎮静効果が期待される真正ラベンダー2滴とスイートオレンジ1滴を配合しました。そしておよそ1か月間、これらの匂いを昼夜2時間ずつ嗅いだ結果、中度の認知症患者11人に改善が見られたのです。

■5月13日放送『林修の今でしょ!講座』
【認知症・アルツハイマー病2時間SP】

財布に小銭が増えたらアルツハイマーの兆候
毎日「カレー」を食べてアルツハイマー予防

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