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劇的に記憶力がアップする「場所」とは?

記憶力の達人が実践している記憶ワザを使えば、誰でも劇的に記憶力をアップさせることができます。それは「場所細胞」を活躍させることに秘密があるのです。10月23日に放送された『ためしてガッテン』の「脳若返り!魔法の呪文 記憶力で東大生に勝つ!」で紹介されていました。



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2013年記憶力日本選手権チャンピオンの池田義博さん。そんな突出した記憶力の持ち主が、どういう神経活動のパターンを持っているかを検証します。ファンクショナルMRIによって、脳の血流量を精密に測定。装置の中はパソコンの画面が映し出される仕組みになっていて、3桁の数字を次々に記憶してもらいました。

その結果、記憶力の達人の脳で一般の人と比べて活発に活動していた部分が「海馬」。そのなかでも「場所細胞」が活発に働いていたのです。英語では「Place cell」といいます。

記憶力の達人が単語をいかに記憶しているかを見てみましょう。たとえば、桃・ばんそうこう・枕…のような単語を順に覚えるとします。このとき達人は、自分の家の間取りをイメージ。そして、玄関に通り抜けられないくらいの大きな桃、階段に巨大なばんそうこうが貼られていて、その先に上がっていくと枕をぎゅうぎゅうに詰めた棚と、単語を配置しているとか。いつも通っている場所にイメージを1つずつ、できれば大げさなイメージで貼り付けているといいます。

ポイントは「場所」を使った記憶ワザ。自分のよく知るルート上の「場所」に記憶したいものを置いていくのです。場違いなものを置けば置くほど、思い出しやすくなるというわけです。

どうして「場所」を使うと記憶力がアップするのでしょうか? 「場所細胞」は、場所を正確に記憶する細胞です。動物の「場所細胞」が発達しているのは、生き物として「場所」の記憶が最重要であるため。どこに行けばエサがあって、どちらに行くと天敵がいるかなど、場所は生死に関わるからです。

いわば「場所細胞」は、その場所に行くと勝手に思い出させてくれる機能を持っています。このため、場所と関連付けて何かを覚えると、場所を思い浮かべることで自然に思い出せるというわけです。

■10月23日放送『ためしてガッテン』
【脳若返り!魔法の呪文 記憶力で東大生に勝つ!】

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