加齢で記憶力が低下する…は単なる思い込み!?
年齢とともに記憶力は低下するというのが定説。しかし、それを覆すことができる、記憶力をアップさせる「魔法の呪文」があるのをご存じですか? 10月23日に放送された『ためしてガッテン』の「脳若返り!魔法の呪文 記憶力で東大生に勝つ!」で紹介されていました。
まずは、高齢者と若者とでは記憶力の違いがあるのかを実験。平均年齢68歳のウクレレ同好会メンバーと、東京大学のクイズ研究会メンバーとで、関連のない単語を覚えてもらう記憶力対決を行いました。そのとき、実験の前にある「魔法の言葉」を伝えると、なんと高齢者が現役東大生相手に勝利したのです。
同様の結果は海外の研究でも報告されています。アメリカのタフツ大学で行われた単語の記憶力テストでは、18~22歳のグループと60~74歳のグループを比較。若いグループが48点だったのに対して高齢のグループは29点と、若い人たちのほうが記憶力が圧倒的によかったといいます。
ところが、ある「魔法の言葉」を伝えると、記憶力テストの結果が若者グループが49点に対して高齢グループが50点と結果が逆転。もちろん、若者グループにも「魔法の言葉」を伝えていますが、それは高齢グループのみに効力を発揮したのです。
その「魔法の言葉」とは「心理学テスト」でした。「これは心理学テストです」と伝えてから実験を行ったのです。記憶力テストという言葉を使わないことによる、覚えなくてはならないというプレッシャーがないことが大きな違いになります。
海外の研究によると、年齢と記憶力の関係を調べた結果、加齢による記憶力の低下は認められませんでした。その研究によると、歳をとるにつれておこる記憶力の低下は「記憶力が衰えている」という思い込みが原因であるとしています。
年齢とともに記憶力が低下するというのは大いなる誤解。そして、それは本人のネガティブな思い込みが原因だったのです。
■10月23日放送『ためしてガッテン』
【脳若返り!魔法の呪文 記憶力で東大生に勝つ!】
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