「横になるだけでも体は休まる」は大間違い
「睡眠時間は7~8時間必要」「横になるだけでも体は休まる」という睡眠の常識は大間違い。かえって眠れない状況を作ってしまっている可能性があります。目からウロコの熟睡感を高める睡眠の方法を紹介します。9月25日放送『ためしてガッテン』の「ふぁ~極上の熟睡感!グッスリ朝まで眠る術」で紹介されていました。
目次
眠くなるまで横にならないことが一番
梅干を食べた経験がある人は、梅干を見ると唾液が出るもの。これと同様に、毎日眠れない経験を繰り返すと、見ただけで勝手に古い脳が覚醒しまうのです。さらには、寝室に向かうだけで勝手に覚醒反応がでるようになります。「梅干=酸っぱい」と同じように、「寝室=眠れない」というストレスが沸いてくるわけです。
このため、熟睡感を高めるポイントは「寝床で悶々とする時間を短くする」こと。「眠くなるまで起きていること」…これが一番の解決方法なのです。眠くもないのに「横になっていれば体が休まるから」という理由で寝床に着くのは、熟眠感がない人がもっともやってはいけないことといいます。
まず「睡眠時間は7~8時間必要」というのは間違い。8時間ぐっすり眠れるのは、せいぜい20代まで。50~60代になると、6時間がせいぜいといいます。必要な睡眠時間は、年齢が上がるにつれて減少するのです。このため、中高年が7~8時間の睡眠にこだわると、熟睡感の低下の原因となります。
横になる時間がないほど覚醒してしまう
そして「横になるだけでも体は休まる」というのもウソ。眠りに問題のない人であれば、リラックスして体は休まります。しかし、眠れない不安がある人は横になる時間が長いほど、古い脳が覚醒してしまうのです。眠れないときには、思い切って寝室から出ることも大切といいます。
寝室の外のほうが体がリラックスするので、ソファなどでゆっくりしていれば体は休まります。バタンキューの直前で寝室へ行くのがベストです。
また、朝方に眠れないときも無理に寝床にいる必要はありません。仮に数日間、満足に眠れなくても、人間には必要な睡眠は必ず訪れるのです。
しっかり眠気が来てから横になれば、眠りの深さも改善されていきます。「早く寝床に入る」は大間違い。熟睡するためには、眠気を感じてから寝床に入るのが正解です。
■9月11日放送『ためしてガッテン』
【ふぁ~極上の熟睡感!グッスリ朝まで眠る術】
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