肩こり解消ストレッチで血流量が10倍アップ

10年来のひどい肩こりがわずか2週間で改善した肩こり解消ストレッチを紹介しましょう。従来までの静的ストレッチでなく、動的ストレッチを取り入れた最新版です。2月18日放送『ためしてガッテン』の「新常識“伸ばさない”ストレッチ」で紹介されていました。

肩こりで筋肉の硬さが手の甲並み

東京都内に住む36歳の女性は、10年以上もひどい肩こりに悩まされてきました。ひどいときには痛みから偏頭痛になったり、耳がこもったりするほどです。とくに、2人目の子どもができてから肩への負担が増え、コリがさらに悪化したといいます。

どれくらい肩こりがコリがひどいのか、専門家に調べてもらいました。筋肉の硬さを計測すると、数値は「71」でした。これは、手の甲と同じくらいの硬さだとか。男性でも「60」くらいまでといいいます。それを大きく上回っているのです。

肩の筋肉の血流量も調べてみると、その数値は「0.7ml」。平均よりもかなり少ない数値でした。

この女性がトライしたのが肩こり解消ストレッチです。動的ストレッチを取り入れた最新版。とはいえ、やったのは腕を肩の付け根から大きく回すことだけです。

ストレッチ後、さっそく血流量を測定すると、数値は「6.9ml」にアップ。なんと10倍にも増えてしまいました。本人も肩がポカポカして、少し軽くなった印象だといいます。

この動的ストレッチを毎日、自宅で実践。2週間後には、肩が痛く手首が倒せない…などという状況がなくなったといいます。筋肉の硬さを測ってみると、数値は「39」までダウン。大幅に改善していました。

肩こり解消ストレッチのやり方です。まずは肩を回すストレッチから。右手の指先を右肩にくっ付けます。この状態から、上から前に肩を回すのです。

ポイントは大きく回すことより、体を動かさずに肩だけを回すことを意識すること。10回でOKです。左肩も同様に回しましょう。

次は、両手を開いて顔の横あたりに持ってきて、小さなバンザイをしてください。この状態から両腕を頭上に伸ばして両手を重ねるのです。そして、また元の位置に戻します。

下ろしたときに、クッと下に引くのがポイント。このときひじが体の真横に来るように注意してください。痛くないくらいの範囲で10回繰り返します。肩や背中がポカポカしてくるのがわかるはずです。

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