ストレッチではダイエットにはならない理由
「ストレッチで痩せる」という特集を一度は見かけたことがあるはず。しかし、ストレッチではダイエットにはなりません。ストレッチは血行が促進されて新陳代謝が高まることで脂肪が燃焼しやすくなるといわれますが、その効果はほんのわずか。体重が減るほどではないのです。
目次
ストレッチダイエットの消費カロリー
実際、ストレッチをしているときの消費カロリーはごくわずか。座っているときとほとんど代わりません。すなわち「ストレッチで痩せられる」というのは「座っているだけで痩せられる」といっていることになるのです。
そもそもストレッチの目的は、短くなった筋繊維の長さを元の長さに戻すこと。体の柔軟性を保つことにあります。
このため、ストレッチではダイエットになりません。ストレッチの効果があるのは、肩こりや腰痛などの不快な症状。悪い姿勢を解消して正しい姿勢をキープしたり、硬くなりがちな筋肉を動かして血行を促進させることで、それらの不快な症状に効果を発揮します。
ストレッチはダイエットにはならない
柔軟性は高ければ高いほど、よいというわけではありません。筋肉の柔軟性が高くなりすぎると、筋肉が出せる力が弱まってしまいます。同じ筋肉量でも、柔軟性が過剰な人のほうが重いものを持ち上げられないのです。
筋肉の柔軟性が過剰だと、関節がゆるんで不安定になることもあります。そうなると、関節のまわりにある靭帯にも負担がかかることに…。このため、いたずらにストレッチばかりしても体によいことはないのです。
このように、ストレッチだけでダイエットになることはありません。しかも、ストレッチで柔軟性を高めすぎると、体に悪影響が出ることもあります。ストレッチはほどほどに行うようにしましょう。
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