肉はダイエットに不可欠！食べないと逆に太る

「肉はダイエットの敵」と思いがち。たしかに肉はカロリーが高く脂質も多いので、太ると思うのも当然でしょう。しかし、ダイエットだからといって肉を食べないとタンパク質不足になります。すると筋肉が減って基礎代謝が落ちることで、逆に太ってしまうのです。

ダイエットには肉は必要不可欠

太りにくい体には肉は必要不可欠。脂肪を燃焼させるためにはある程度の筋肉を維持する必要があり、それにはタンパク質が必要だからです。

そして、ダイエットには余計な体脂肪を蓄えない、良質なタンパク質が含まれている肉を食べる必要があります。良質なタンパク質とは「アミノ酸スコア100」のことです。

アミノ酸スコアは、食品中の必須アミノ酸の含有比率を評価するための数値。特定の食品に対して、窒素1gあたりに占める必須アミノ酸が基準値と比較してどれだけ含有されているかを評価するものです。

タンパク質は約20種類のアミノ酸から構成されています。なかでも、必須アミノ酸と呼ばれる体内では作れない9種類のアミノ酸は、食事から摂取する必要があります。そして良質なタンパク質とは、すべての必須アミノ酸がバランスよく含まれていることです。

必須アミノ酸とは「イソロイシン・ロイシン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・トレオニン・トリプトファン・バリン・ヒスチジン」。ここで、それぞれアミノ酸スコアが100なのに、あるアミノ酸だけスコアが40しかないと、その一番少ない量しか吸収できません。

つまり、アミノ酸スコア100というのは、すべてのアミノ酸がバランスよくスコア100含まれていて、体内への吸収率が高いものをいうのです。

このため、ダイエットでタンパク質を摂るときには、アミノ酸スコア100の良質なものを選ぶのが効果的。アミノ酸スコア100の食品には、肉でいえば鶏胸肉、鶏ささみ、豚ロース、牛サーロインなど。ほかには、卵やマグロの赤身、ツナなどがあります。