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朝イチが危ない「早朝高血圧」その原因とは

ふだん血圧は高くないのに、ある時間帯だけ血圧が上がってしまうことがあります。その時間帯とは早朝です。寝起きに血圧が上がる「早朝高血圧」といいます。早朝高血圧の原因を解明するとともに、そこに潜む危険に迫ります。8月10放送『駆け込みドクター!』の「突然死を防げ!脱・高血圧のススメ」で紹介されていました。



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朝イチが危ない「早朝高血圧」その原因とは


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目覚めのときにもっとも血圧が上がる

ふだんの血圧が「138/88」というやや高めの女性の、1日の血圧の変化を見てみましょう。

午後6時30分、夕食の準備。家事で活発に動くと血圧は上がりやすくなります。上の血圧は「155」まで上昇しました。さらに、夕食ちょっと辛めのキムチチャーハン。食べただけで「156」まで上昇していました。血圧は掃除や食事など、日常のちょっとしたことでも大きく変動します。

そして就寝。翌朝8時、もっともリラックスしている目覚めの時間帯のはずが、じつはもっとも血圧が上がっていました。「161」まで上昇しています。これが早朝高血圧です。

その原因には、糖尿病や睡眠時無呼吸症候群などもありますが、一番は塩分の摂り過ぎ。そのメカニズムとはどういうものでしょうか?


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心筋梗塞は起床1時間以内がもっとも多い

血液中の塩分濃度が高くなると、体はそれを薄めるために水分を増やします。増えすぎた水分の多くは血液に流れ込むため血液量は増加。増えた血液は夜、横になると心臓に流れ込みやすくなります。そのため、目が覚めるころに一番血圧が上がってしまうのです。

この早朝高血圧、40~50代の働き盛りに増えています。心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めるといわれています。

そもそも人間は、生理的に朝起きたときに血圧が上がるようになっているもの。ちなみに、心筋梗塞発作の発症件数を起床時以降の時間帯で比べてみると、起床1時間以内が一番、発作がおきる頻度が多いのです。

その意味では、朝起きてすぐのタバコなどは危険。タバコを吸うと交感神経が緊張して血管がギューっと締まります。朝起きただけでも血圧が高いところにタバコを吸うと、高血圧に拍車がかかってしまうのです。

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