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1日6分!座るだけで「ひざ痛」を改善する

新しい「ひざ痛」の改善法が編み出されました。イスに座ってゆっくり足をスライドさせるだけで、ひざ痛が解消されるのです。その驚きの「足のスライド運動」をさっそく紹介しましょう。6月18日放送『ためしてガッテン』の「撲滅!しつこいひざ痛 これが革新ワザ3連発」で取り上げられていました。



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この改善法を試すのは、日ごろから「ひざ痛」に悩む50~80代の女性6人。全員が「根気が続かない」「動かすと痛い」などの理由で、ふだん運動ができていない人たちです。全員が「変形性ひざ関節症」。膝関節の軟骨がすり減ることで膝関節に炎症がおきて痛みを感じる病気です。

そもそも「ひざ」はなぜ痛むのでしょうか? ひざは袋状の膜で覆われていて、その膜の中で太ももの骨とすねの骨が軟骨で合わさっています。日々の生活ではこの軟骨が伸び縮みして、ひざのクッションの役割を果たすのです。

この軟骨の一部がはがれてカスとなり、ひざの膜の内側にくっ付くと炎症がおきます。カスに反応した免疫物質「NF-kappa B(エヌエフ・カッパ・ビー)」が過剰に活性化すると、炎症がおきてひざの痛みがおこるのです。

この炎症を抑えるのにもっとも効果的なのは「穏やかな運動」。ひざを急に動かすと、免疫物質が活性化してしまいます。一方で動かさずに安静にすると、逆に免疫物質がそれを異常事態と判断してしまって活性化してしまうのです。

そして、ひざ痛を改善するのが「足のスライド運動」です。まず靴下を履いて、イスに浅く腰掛けます。そして、片方ずつ足をゆっくりスライドしていきます。5秒ほどで1往復するペースです。

つま先が上がってようが、かかとが上がってようが、そこは好みでかまいません。ひざをゆっくり動かすことがポイントです。イスの体勢がつらければ、寝たままの姿勢で行ってもOK。仰向けに横になってひざを立てて行ってください。

これを10往復を1セットとして3セット行います。これを朝夕の1日2回、実施してください。痛くない範囲であれば、1日3回でもかまいません。

炎症が治まったら、原因となった軟骨のカスをすみやかに除去します。カスを除去するには、血管が吸収して外に出すしかありません。

軟骨のカスを排出するには運動が一番。運動で血流を上げることで、カスの排出を促します。ひざを動かさなくても脚全体を振り上げても効果アリ。ウォーキングなどで血流をよくしてぜんぶ排出すれば、ひざの痛みはなくなります。

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