女性の薄毛「女性型脱毛」と「休止期脱毛」
「男性の薄毛」は男性ホルモンの働きがおもな原因だとはっきりしているのに対し、「女性の薄毛」は原因がさまざまで対処が難しいもの。薬の効果が期待できる人もいるので、まずは正しい知識を得ることが大切です。女性の薄毛の原因を詳しく見ていきましょう。
目次
男性の薄毛は男性ホルモンが原因
日本人は髪の毛が平均約10万本あり、自然な状態でも1日に50~100本は抜けています。1本1本は2~6年かけて成長する「成長期」、その後の2~3週間の「退行期」、3~4ヶ月の「休止期」というサイクルを繰り返して生え変わっていきます。この髪のサイクルが乱れると「薄毛」につながるのです。
男性の薄毛は「AGA(エージーエー)」と呼ばれる「男性型脱毛症」。前頭部の生え際が後退する「M型」と、頭頂部から脱毛していく「O型」に大きく分けられます。
男性ホルモンの働きで「成長期」が短くなるとされ、産毛状の細くて頼りない髪の毛が増えるのが特徴です。薄毛が元に戻るとは限りませんが、原因がよくわかっているので、比較的対策も取りやすいのが特徴です。
女性の薄毛は血流アップが効果アリ
一方の「女性の薄毛」で多いのは40~60歳ごろから頭頂部が「O型」に薄くなり地肌が透けてみえる「女性型脱毛」です。「女性の男性型脱毛」とも呼ばれますが、男性ホルモンの影響で薄毛になる女性は少ないようです。
このため女性の薄毛には、男性ホルモンの効果を抑える「フィナステリド」という成分を含む飲み薬「プロペシア」は適応外。一方、血流をよくして毛の成長を促す成分の「ミノキシジル」を含む塗り薬「リアップ」は女性にも効くことが確認されています。
ただし、髪の毛は月に1cm程度しか伸びないため、薬の効果は実感しにくいもの。少なくとも半年、できれば1年は続けたいところ。薬を使う前と使用中の髪の毛の様子をカメラで記録すれば、変化がわかりやすいでしょう。
「女性の薄毛」では、ストレスの影響を受けて抜け毛が多くなる「休止期脱毛」も目立ちます。急激なダイエットや出産などで大きなストレスがかかったあとになりやすく、大半は一時的な症状にとどまり、徐々に元に戻るのが特徴です。しかし、繰り返してしまうと髪の毛の成長のサイクルが戻らずに産毛状になってしまうこともあるので注意が必要でしょう。
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