恐怖!60代の33%は大腸に穴が空いていた
60代の3人に1人は「大腸」に穴が空いていることがわかってきました。この病気、新しい国民病とも呼ばれています。いったいどんな病気でしょう? 12月11日放送の『ためしてガッテン』の「イテテ!突然の腹痛を起こす異物の正体SP」で紹介されていました。
目次
大腸に穴があく大腸憩室とは?
その病気になると、大腸が蜂の巣のように穴が空いてしまったり、洞穴のように無数の穴が空いてしまったりするとか。この謎の異変は、大腸の内視鏡検査で見つかるといいます。深さ2cmほどになる場合もあるのです。
この穴の名前は「大腸憩室」。穴は外につながっていない場合がほとんどです。この穴は、どうしてできるのでしょうか?
その原因を探るには、日本の2倍の割合で大腸憩室が見つかっているアメリカの事例が参考になります。大腸憩室のリスクは、食物繊維をとればとるほど下がるという結果が出ているのです。
大腸憩室は食物繊維の摂取で予防する
大腸は、繊維質が足りないと便秘になりやすくなります。そうすると、腸の中の圧力が高まって、腸の壁が内側から外が押されることに…。そのときに、腸の弱い部分がポッコリとふくらんでしまうことがあるのです。そこに便が引っかかって傷をつけてしまったり炎症をおこしたり、ひどいときには外に向かって穴が貫通したりします。
それでは、どれくらいの食物物繊維を摂れば、大腸憩室のリスクを下げられるのでしょう? 厚生労働省が推奨している摂取量は「食物繊維1日20g」です。ちなみに、日本人が1日に摂れている食物繊維の量は平均で「13g」とか。平均値でいえば、いまの1.5倍くらいの野菜を摂るという計算になります。
意外に知られていない新国民病ともいえる「大腸憩室」は、定期的な食物繊維の摂取で予防しましょう。
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