「メニエール病」を確実に診断する方法？
激しいめまいのなかで2番目に多いのが「メニエール病」。難病の特定疾患に指定されているほど難しい病気です。じつは激しいめまいの患者さんのなかには、「良性発作性頭位めまい症（BPPV）」であるにもかかわらず、メニエール病と診断されてしまうことが多いといいます。9月4日放送『ためしてガッテン』の「めまいは自宅で解決！新発想の劇的改善ワザ」で紹介されていました。
目次
メニエール病は診断法が未確立だった
神奈川県の32歳の女性は、8年間ものあいだメニエール病による激しいめまいに悩まされてきました。毎日毎日、気持ちが沈んでしまって、憂鬱な日々を送っていたのです。
メニエール病は、激しいめまいのほかに、耳鳴りや難聴などがおこります。そのまま放置しておくと、改善できなくなってしまうこともあるのです。
しかも、これまで診断法が確立されていなかったため、適切な治療が遅れてしまうことが多かったのも事実。逆に「良性発作性頭位めまい症」であるにもかかわらず、メニエール病と診断されてしまうこともあるのです。
メニエール病を高解像度MRIで確実に診断
そしてなんと、メニエール病の確実な診断方法が、名古屋大学医学部の中島務教授によって編み出されたのです。その方法は、高解像度MRIによる診断。耳の奥にできる「水ぶくれ」を見つけます。この水ぶくれがメニエール病の本態なのです。
この検査は2倍の解像度のMRIにより、水ぶくれが写るようになったもの。現在では保険が適用され、1万円前後の費用で受診できます。いろいろな治療をしてもなかなか症状が改善しない場合には、画像で客観的に見ることができるのです。
■『ためしてガッテン』
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