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ドライノーズが風邪を発症させるメカニズム

風邪をひきやすくさせる新たな原因として注目されているのが「ドライノーズ」。鼻の粘膜が乾燥してしまう乾燥症のことです。このドライノーズが風邪を発症させるメカニズムを見ていきましょう。12月9日放送『たけしのみんなの家庭の医学』で紹介されていました。



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ドライノーズが風邪を発症させる


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ドライノーズでバリア機能が落ちる

なぜ鼻の粘膜が乾燥するドライノーズが風邪の発症にかかわっているのでしょうか? それは鼻の粘膜が乾燥してどんどん水分が失われることによって、バリア機能が落ちてしまうからです。

私たちの鼻の内部には、ウイルスなどから体を守るバリア機能が備わっています。なかでも大きな役割を担っているのが、鼻の粘膜の細胞に備わっている「繊毛」と呼ばれる組織です。

繊毛は、鼻の内側から肺に至るまでの気道を覆っている毛のような組織。この繊毛が活発に動くことで、鼻に侵入したウイルスなどの異物をすみやかに胃の中へと運搬。強力な胃酸で殲滅して、ウイルスの繁殖を防いでいるのです。


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ドライノーズが進むと出血することも

この繊毛の動きこそ、鼻のバリア機能の1つです。ところが、ドライノーズで鼻の中が乾燥して粘膜から水分が奪われると、繊毛の動きも大きく低下。こうなると、やがて繊毛の細胞自体からも水分が失われ、ドライノーズが一気に進みます。

すると、鼻の粘膜が乾燥して白い状態に…。さらにドライノーズが進むと、粘膜がひび割れ、出血を招くこともあるのです。ここまで鼻の中の状態が悪化すると、繊毛の動きはほぼストップします。

鼻の粘膜にとどまったウイルスは細胞のすきまから体内に侵入。急激に増殖して、風邪などの症状を引き起こしてしまうのです。これがドライノーズが風邪を発症させるメカニズムでした。

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