鼻水を蒸発させない3つの鼻の潤いアップ法
鼻づまりの原因にもなる鼻水ですが、じつは鼻の粘膜の潤いを保つため1日中分泌されています。ただし冬場は鼻水が蒸発しやすく、それが風邪をひく原因になるのです。鼻水の蒸発は止めて風邪予防しましょう。12月9日放送『たけしのみんなの家庭の医学』で紹介されていました。
目次
鼻水の蒸発を防ぐ重要なポイント
鼻水は風邪を予防してくるとはいえ、外出時にマスクをするなどの乾燥対策を毎日行うのは面倒なもの。そこでいますぐできる手軽な鼻水の乾燥対策を紹介しましょう。お風呂でできる3つの「鼻の潤いアップ法」です。
鼻水の蒸発を防ぐためには重要なポイントがあります。まずは鼻の粘膜に十分に水分を与えること、そしてその粘膜から水分を蒸発させないようにすることです。
そもそも冬場は空気が乾燥してて、繊毛の下にある細胞からどんどん水分が蒸発。鼻の組織自体が乾いてしまいます。この蒸発を防いで水分を閉じ込めることができれば、空気が乾燥しても鼻の潤いが保てるようになるのです。
鼻水を蒸発させない方法とは?
鼻水を蒸発させない方法の1つめは、41度のお湯に10~15分間つかること。冬場のお風呂の適温は41度になります。このお湯にしっかり長めにつかることで、大量の水蒸気を吸い込むことができるため鼻の潤いに効果的です。
2つめは塩です。100ccの水に食塩1gを溶かしたら、スプレーボトルに入れて鼻の前でミスト状に噴霧。それを鼻で吸い込むのです。
塩分を含んだ蒸気を吸い込むと、鼻は異物が入ってきたことを感知。これを取り除こうと、鼻の粘膜の繊毛が活発に動き始めます。すると、繊毛を動かしている細胞も活性化。大きく膨張して細胞同士の隙間が狭くなり、水分が蒸発しにくくなるのです。
鼻の粘膜の潤いが劇的に改善した
そして、鼻水を蒸発させない方法の3つめは、お風呂で歌うこと。お風呂には水蒸気がたくさんあって、そこで歌うということはたくさん息を吸って吐き出すということ。鼻により潤いを与えることができるのです。
ただ呼吸するだけではなく、歌うことでより大量の水蒸気を吸い込むことが可能。鼻粘膜にたっぷりの潤いをプラスできます。
さっそく、鼻の粘膜が渇き気味の人にこの入浴法を3日間、試してみてもらいました。すると、たった3日で劇的に改善。鼻の粘膜が乾燥して出血していた人も、すっかり潤った状態になっています。当人も鼻のヒリヒリ感がなくなって鼻の潤いを実感していました。
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