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塩分とりすぎでおこる「仮面高血圧」とは?

日本で「高血圧」と診断されている患者数は「4千万人以上」。成人の「3人に1人は高血圧」といわれています。そして、近年増加しているのが「仮面高血圧」。患者も医者も気づかない時間に血圧が上がっていることがあるのです。4月13日放送『駆け込みドクター!』の「年間10万人が亡くなる突然死を防ごう」で紹介されていました。



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塩分とりすぎでおこる「仮面高血圧」とは?


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仮面高血圧は塩分の摂りすぎが原因

じつは患者も医者も気づかないような、意外な時間帯に血圧が上がることがあります。それは睡眠中。「寝ている間の高血圧」というものがあります。それが知らぬ間に血圧が上がる「仮面高血圧」です。

通常、ヒトの体は睡眠中、体を休めるために血圧が低くなります。しかし、仮面高血圧の人は、活動的な昼間よりも血圧が高くなってしまうのです。

その原因は糖尿病や睡眠時無呼吸症候群がありますが、一番は「塩分の摂りすぎ」。塩分を摂りすぎて血液中の塩分濃度が高くなると、体はそれを薄めるために水分を増やします。増えすぎた水分は血液に流れ込み、血液量が増えるのです。


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仮面高血圧が中高年に増加している

増えた血液は夜に横になると、心臓に流れ込みやすくなります。そのため、血圧が上がってしまうのです。仮面高血圧は気づかないでそのまま放置されてしまうことが多いので、脳卒中などは「4倍」もその危険が高まるといわれています。

知らぬ間に血管を傷つけている仮面高血圧。40代以降の中高年に増加しているといいます。

なお、糖尿病の人は自律神経のコントロールがうまく行かなくなって、夜に交感神経が緊張して血圧が上がりやすくなるということ。眠りの質の悪い睡眠時無呼吸症候群も、絶えず目が覚める状態になるため血圧が上がりやすくなります。

仮面高血圧には、これ以外にもさまざまなパターンがあります。朝に血圧が急上昇する「早朝高血圧」です。寝る前にお酒を飲む人や、タバコの目覚めの一服をする人は、朝の血圧が上がりやすいので注意しましょう。

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