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今年は花粉が少なめ…でも患者が大量発生!?

毎年、春が近づくと気になるのが「花粉の飛散量」。その量によって症状の重さも変わるため、花粉症患者はその予測に一喜一憂します。そして2014年の花粉の飛散量予測は「例年よりやや少なめ」。しかし、なぜか今年は花粉症患者が急増するのです。2月23日放送『駆け込みドクター!』の「花粉症をやっつけろ!!」で紹介されていました。



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そもそも「花粉症」とは、花粉により引き起こされるアレルギー疾患の総称です。空気中に浮遊するスギやヒノキなどの花粉が体内に入ると、それを異物として判断した体は「抗体」を作り出します。

しかし、この抗体が増えると出てくるのが「アレルギー症状」です。くしゃみや鼻水などがおこるのは、鼻の粘膜に付いた花粉を体の外に追い出そうとする防御反応。目がかゆくなり涙が出てくるのも、目の粘膜に付いた花粉を追い出そうとするためです。

花粉を飛ばすスギの増加により、スギ花粉の量は増え続けています。その飛散量はここ10年で「2倍」。患者数も「1.6倍」となっています。

さらに、心配なのが中国から飛来する「PM2.5」です。これは大気中に浮遊する「2.5μm以下」の微小粒子状物質のこと。粒子の小さいPM2.5が花粉に付着して体内に入ると、花粉症の症状を悪化させる危険があります。

体内でやむことなく作られる花粉の抗体。いつアレルギー症状を発症するかわかりません。しかも、2013年に大量に花粉を浴びたことで、2014年には患者数が大量発生すると予想されています。花粉飛散量自体は、2014年は平年並みと予想されていますが、2013年に大量の花粉を浴びた人たちが発症する可能性があるのです。

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