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日本代表監督を襲う「脳梗塞」の呪縛とは?

スポーツ界では日本代表監督を襲う「脳梗塞」の呪縛が話題です。直近ではラグビー日本代表ヘッドコーチであるエディー・ジョーンズさんが脳梗塞に倒れたのは2013年10月。それ以前もサッカーのイビチャ・オシム氏、野球の長嶋茂雄さんが脳梗塞で倒れているのです。



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脳梗塞は日本スポーツ界の天敵

ラグビー日本代表ヘッドコーチであるエディー・ジョーンズさんが、2013年10月15日夜に東京都内の病院に入院し「脳梗塞」と診断されました。きたる11月2日に「オールブラックス」の愛称で知られるニュージーランド代表との対戦という大一番を控えているラグビー日本代表に大きな衝撃をもたらしました。

「脳梗塞」といえば、2010年のサッカーW杯を控えた2007年11月に自宅で倒れた、元サッカー日本代表監督であるイビチャ・オシム氏を思い起こさせます。今回のエディー・ジョーンズさんも2015年のラグビーW杯を控えて、代表チームの強化の真っ只中です。

さらにいえば、野球の日本代表監督である長嶋茂雄さんが倒れたのも「脳梗塞」。このときも、2004年アテネオリンピックの直前の2004年3月に脳梗塞で倒れて入院しました。まさにチームがこれから飛躍しようという段階で襲ってくる「脳梗塞」は、日本スポーツ界の天敵といえるかもしれません。


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脳梗塞は休息時に多く発症する脳卒中

「脳梗塞」は、脳の血管が何らかの原因で狭くなったり詰まることによって、その先にある脳細胞に血液が充分に行き渡らなくなり、脳組織が酸素欠乏や栄養不足で壊死(えし)してしまったものです。脳血管がつまる原因には大きく分けて2つあります。

1つは「動脈硬化」によって徐々に血管の中が狭くなりついに詰まってしまうもの。症状は徐々に進行することが多く、時には一時的に麻痺や言語障害が出てその後改善する場合もあります。

もう1つは、血液の固まりが血管の中を流れて脳血管に流れて閉塞させるもの。多くは心臓の不整脈(心房細動)により心臓の中で血液がよどんで、血液の固まりである「血栓」が血液の流れに乗って脳血管に運ばれ血管を詰めてしまうものです。いきなり血管がつまるため症状は突然におこります。

ちなみに「脳卒中」とは「脳梗塞」と「脳出血」を合わせた総称です。「脳梗塞」は血の塊が脳血管をふさぐことによる脳障害で、「脳出血」は脳血管が破れて脳の内部に生じる出血のことです。また「脳梗塞」は休息時に多く、「脳出血」は活動時に多く発症します。

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