ためしてガッテンの二重あご解消「舌骨トレーニング」
のどぼとけから指1本くらい上を狙って、親指と人差し指で触ってみると、左右に突起が感じられる部分があります。これが二重あごに関係する「舌骨(ぜっこつ)」という骨。この舌を支える骨が下垂すると、さまざまな健康障害の原因になります。そして、この「舌骨」の筋肉をトレーニングすれば二重あごを解消することができるのです。6月26日放送『ためしてガッテン』の「危険な二重あご」特集で、詳しく紹介されていました。
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ためしてガッテンで二重あご4タイプ
じつは『ためしてガッテン』によると、二重あごには4つのタイプがあります。脂肪がタプタプと余る「ブルドッグ型」、首元が太くなっている「シロクマ型」、余った肌がタレ気味の「トカゲ型」、あごがもともとあまりない「マンボウ型」です。
このうち、危険な二重あごは4タイプのうちの「トカゲ型」。飲み込むときに使用する筋肉が弱っているため、舌全体が下垂してしまっているのです。
飲み込むとき力が低下しているかどうかの簡単な見分け方は、のどぼとけのてっぺんよりちょっと上のところに人差し指を置いて、ゴックンとツバを飲み込みます。このとき、のどぼとけが指を乗り越えるかどうかをチェック。勢いよく乗り越えるのであれば、筋力は衰えていないということです。
二重あごの原因は舌骨を動かす筋肉が弱ること
もうひとつのテストは、30秒間で何回ツバを飲み込めるかです。軽く水を口に含んで、口の中を湿らせてから行ってください。普通の人は5~10回くらいはできるものですが、2回以下の場合は飲み込み障害の疑いがあります。
この舌骨を動かす筋肉が弱ってくると、舌骨の位置が下がってしまい、二重あごとなるわけです。こういった二重あごの場合、食べ物がうまく食道に入らずに残ってしまい、それが気道に入ってしまうことになります。
こうなると、口の中の雑菌を付けたまま、食べ物が気道に入ることに…。その結果「誤えん性肺炎」となってしまう場合があるのです。舌骨を持ち上げる筋力の低下が、飲み込み障害につながるわけです。
二重あごを効果的に解消するトレーニング
二重あごを解消するカギとなる「舌骨」を持ち上げる筋肉は、口を大きく開く筋肉でもあります。このため口を開けたり閉めたりする訓練で、鍛えることが可能です。そのほか、よくしゃべることでも鍛えられます。
そして、もっと効果的に危険な二重あごの解消トレーニングが行える方法があります。それが危険な二重あごを防ぐ「舌骨トレーニング」です。
【口開け体操】
- やり方は口を大きく開いて10秒間キープ
- これを5回で1セット、1日2セット行う
【頭上げ体操】
- 仰向けに寝た状態で頭を上げてつま先を見る
- その姿勢を10秒間キープして、10秒間休憩
- これを3回繰り返して1セット。1日3セット行う
いずれも舌骨を持ち上げる筋肉を鍛えるのに効果絶大です。
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