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グレープフルーツと薬を一緒に服用できない理由

処方せんにグレープフルーツと薬一緒に服用しないよう注意が書かれているのを見たことはありませんか? なぜ食べ物の中でもグレープフルーツだけ、薬との相性が悪いのでしょうか。その理由を探ります。4月8日放送『ためしてガッテン』の「グレープフルーツ天国」で紹介されていました。



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グレープフルーツと薬を一緒に服用できない理由


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グレープフルーツの影響を受ける薬

実際にグレープフルーツの影響を受ける薬としては、次の薬が挙げられます。高血圧の薬、不整脈の薬、高脂血症の薬、睡眠導入剤などの一部です。

薬というのは服用すると、腸で吸収されたのちに血液中に入っていて全身に運ばれます。しかし、腸の壁には薬を分解する酵素が存在。この酵素の働きで、一定の量は分解されてしまうのです。

しかし、グレープフルーツと薬を一緒に摂ると、グレープフルーツが酵素の働きを邪魔してしまいます。その結果、想定した以上の薬が吸収されてしまうことに…。じつは薬が効きすぎてしまうのです。


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グレープフルーツで薬が効きすぎる

グレープフルーツで薬が効きすぎてしまうのは柑橘系全般ではなく、グレープフルーツに限った話。これはグレープフルーツの「フラノマクリン」という成分に、酵素を邪魔する働きがあるためです。

もちろん、健康な人がグレープフルーツを食べることには何ら問題はありません。1日に1/2個のグレープフルーツを食べている人は脳梗塞のリスクが19%減るというハーバード大学の調査もあるほどです。

いずれにしても、薬を飲むときには注意書きをよく読むことが大切。そこにグレープフルーツと一緒に服用しない記述があれば、それは薬が効きすぎるということなので、注意書きの指示に正しく従いましょう。

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