突然死は「血管」が原因!それを防ぐ食材は?
突然死の原因となる「心筋梗塞」や「脳卒中」は、じつは心臓や脳が悪くておこる病気ではありません。諸悪の根源は「血管」にあります。すなわち、健康な血管を作ることが突然死を防ぐことになるのです。その秘訣を紹介しましょう。4月13日放送『駆け込みドクター!』の「年間10万人が亡くなる突然死を防ごう」で紹介されていました。
目次
突然死の多く動脈硬化が原因
「突然死」とは、症状が現れてから24時間以内で亡くなることをいいます。その数は年間およそ10万人といわれ、1日およそ300人が突然死している計算です。死に直結する臓器は「脳」と「心臓」。とくに心臓は、突然死の6割以上を占めています。
そして、突然死の多くは、元をたどると血管の異常「動脈硬化」によって引き起こされているのです。つまり、突然死を防ぐには動脈硬化を予防することが重要になります。
その動脈硬化を防ぐもっとも手軽な方法が「食べ物」。そして、そのキーワードとなるのが「EPA(エイコサペンタエン酸)」です。
EPAを多く含む食べ物で動脈硬化を防ぐ
EPAは食物からしか取れない油のこと。青魚などに多く含まれています。このEPAが多く含まれている食べ物を食べることで、動脈硬化を防ぐことができるのです。それでは、どの魚にEPAが多く含まれているのでしょうか?
代表的なものとしては「マグロの脂身」に多く含まれています。お寿司のネタでいえば「トロ」です。ほかにも「ブリ」や「サンマ」「イワシ」などに多く含まれます。「かつお」は春に旬を迎える「初鰹」よりも、秋に旬を迎える「戻り鰹」のほうが、脂がのってEPAが多いのです。
また「えごま油」や「アマニ油」「オリーブオイル」なども、EPAと同様の成分を含んでいます。植物油は加熱すると成分が失われるため、サラダのドレッシングやジュース・ヨーグルトに数滴を混ぜるのが効果的です。
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