「不眠チェックリスト」で睡眠のセルフケア
一説には、日本人の5人に1人、およそ2500万人が不眠症を患っているというデータもあります。自分で簡単に不眠かどうかを確認できる「不眠チェックリスト」を紹介しましょう。9月2日放送『主治医が見つかる診療所』の「ぐっすり寝て不調撃退&肥満予防!睡眠ホルモンの出し方」で紹介されていました。
「不眠チェックリスト」は、次の12個の質問に答え、当てはまった数の合計で不眠の度合いがわかるというものです。
■不眠チェックリスト
- 寝る時間は決まっておらず毎日ばらばらである
- 平日にあまり寝られないため休日に「寝だめ」をする
- 起きたときに「よく寝た」と思えない
- 寝つきが悪いことが多い
- 夜中に何度か起きてしまうことがある
- 思ったよりも早く起きてしまうことがある
- よく昼間に居眠りしてしまうことがある
- 集中力が途切れがちでイライラすることが多い
- 最近おもしろそうなことがあってもあまりやる気が出ない
- 自分は寝なくても大丈夫なのほうだ
- 眠れないのは異常ではないと思う
- 仕事が忙しいと寝ないで夜遅くまでがんばってしまう
チェックの結果、合計0個なら「睡眠については問題なし」です。合計1~3個の場合「生活改善や睡眠の質を上げるなどセルフケアを行ってください」という判定。合計4~9個は「セルフケアで改善できないようなら市販の睡眠改善薬などを使ってみましょう」となります。
睡眠改善薬は医師の処方がなくても薬局で購入できる市販薬です。一時的な不眠の症状に対し、必要に応じて使用するようにしてください。
合計10~12個のチェックが付いた人は要注意です。「不眠症に近い状態なので専門医への相談をおすすめします」という判定になります。
不眠を防ぐセルフケアには2つの柱があります。「生活習慣を改善する」ことと「寝室の環境を整える」ことです。生活習慣であれば、朝起きる時間を一定にしたり、食事を規則正しく3食とったりしましょう。寝室の環境は、だいたい26度以下の室温で、湿度も50%前後を保つとよく寝られます。
理想的には26度くらいを保てるようにエアコンをつけるのがオススメです。エアコンが苦手な人は、少なくとも寝付いてから3時間は非常に深い睡眠が取れるので、最初の3時間だけでも26度以下にしてぐっすり眠るようにしましょう。
■9月2日放送『主治医が見つかる診療所』
【ぐっすり寝て不調撃退&肥満予防!睡眠ホルモンの出し方】
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