チョコをよく食べる人は本当に高血圧知らず!
高血圧の予防・改善効果があるという「チョコレート」ですが、実際にチョコレートをよく食べている人は血圧が高くないのでしょうか? また、それはどれくらい食べると効果があるのでしょう? 8月13日放送『みんなの家庭の医学』の「本当にカラダに効く食べ物が判明!名医が認めた医食同源スペシャル」で特集していました。
目次
よくチョコを食べる森永で血圧調査
番組では、世界でもっともチョコレートを食べているかもしれない「森永製菓」の皆さんを調査。仕事でよくチョコレートを食べる森永製菓の工場と研究室の皆さんの血圧チェックを行いました。今回は高血圧が急増する30代以上の9名が参加です。
血圧の正常値は、最高血圧が130未満、最低血圧が85未満です。それを超えると「高血圧予備軍」となり、最高/最低それぞれが140/90を超えると、完全な高血圧患者ということになります。
はたしてその結果は…1日に板チョコ3毎分を食べている45歳の男性は「128の84」。多い日はココアを1リットル近く飲む44歳の女性は「102の62」でした。そのほかの人たちの結果も、なんと全員が正常値。毎日、検食や試飲をしているせいなのか、驚くべき結果となったのです。
ダークチョコに高血圧の予防効果
ちなみに、検食や試飲をしていない森永製菓本社の人たちの血圧はどうなのでしょう? ランダムに選んだ6名の人を調査すると、2人だけ高血圧予備軍がいたものの、高血圧患者はいませんでした。
なぜ一般社員も血圧を正常に保てているのでしょうか? なんと森永製菓本社内に潜入すると、フロアにはココア専用サーバーが設置されています。そのほか、自社製のチョコレートも食べ放題なのです。
チョコレートは、カロリーが高く糖分も多いので、以前は健康に害があると思われていました。それが10年ほど前からカカオの量の多いダークチョコレートには、高血圧の予防効果があるとわかってきました。
板チョコ1~2枚で血圧に効果
どれくらい食べると効果があるかというと、1日あたり板チョコ1~2枚程度で効果が出たという研究が多いといいます。1日6.3g、すなわちチョコひとかけらほどでも血圧が「3」低下したという研究もありますので、少量でも長期的に食べていけば効果は期待できるのです。
逆に、どれくらいまで食べてよいかというと、食事バランスガイドには1日200kcalまでが推奨されています。板チョコ1枚は300~400kcalとなり、ご飯にすると1膳半に相当。ですから、板チョコ3分2から半分程度を目安にするのがよいでしょう。
さらにダークチョコレートの場合、ミルクチョコレートよりも脂質が1.2~1.5倍多いといいます。このため、食べすぎには注意して、ほかの食事とのバランスを考えることが大切です。
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■8月13日放送『みんなの家庭の医学』
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