運動神経がよい人は土踏まずが発達している
「土踏まず」が人間の運動神経に大きくかかわっているのをご存じですか? しかも、土踏まずの形成は6~8歳で完了するとか。いまから自分の土踏まずは改善できなくとも、子どもの土踏まずはしっかり育てたいたいものです。土踏まずをしっかり育てる方法を紹介しましょう。
目次
土踏まずの役目とは?
土踏まずの役目は衝撃をやわらげるクッション、足骨の保護、歩行時の動作の効率を高めることにあります。「立つ」「歩く」「走る」「跳ぶ」ための重要な役割をはたしているのです。
土踏まずのアーチ形状によって、体が接地する箇所は足先側とかかと側の2点となります。この2点にかかる圧力の差を感知して脚の筋肉を連動させることで、人間は円滑な姿勢制御を実現しています。
運動においては「平衡感覚」、すなわち瞬時に力を発揮しやすい姿勢がとれるかどうかが、反応速度や動作の切り返しに大きな影響を与えます。つまり、土踏まずが発達しているかいないかが、その人の運動神経に多大な影響を与えるわけです。
土踏まずを育てる方法
土踏まずを育てるには、とにかくたくさん足を使うこと。とくに「歩くこと」が重要です。徒歩の通園児と乗り物を使った通園児とでは明らかに徒歩の通園児に土踏まずが多く見られ、とくに長距離の通園児に土踏まずの形成率が高いことがわかっています。
もう1つ「はだしでいること」も大切です。土踏まずの形成には、はだしが一番効果的です。足の指すべてを使うことにより、足裏を鍛え土踏まずの形成を早めることが出来ます。足の指すべてを自由に使うには、靴やスリッパよりも、はだしが一番というわけです。
ブラジル人がなぜサッカー大国になったかというと、子どものころからはだしでビーチサッカーをすることで運動神経が発達するから…という説もあるほどです。
いずれにしても「靴」というのは足を不自然な形に固定するもの。子どもをなるべくはだしで遊ばせるだけでなく、自分自身もなるべくはだしで生活するよう心がけたいものです。
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