健康生活の知恵袋
巷で話題の健康情報を紹介しています。

かかとでは着地しない「はだしランニング」

人間本来の体の機能を取り戻すことができる「はだしランニング」。とはいえ、靴を脱げば、はだしランニングが簡単に実践できるというわけではありません。足の着地の仕方と重心の移動に気を付ける必要があります。



スポンサーリンク
barefoot

まず着地は、かかとでは着地するのではなく、足の指の付け根から土踏まずまでの部分を使います。少し前傾姿勢を取りながら走ると重心をうまく移動できます。股関節や膝、足首をリラックスして柔らかく使うことが大切。体の中心を前に押し出すようなイメージで、重心を移動させて走り始めます。

走行中は背筋を伸ばし、重心は常に前。腰が引けないように注意します。足を前に出したり後ろに蹴ったりする感覚ではなく、ももを真上に上げて足を回転させるようなイメージ。真上に足を上げて、真下に着地するようにします。

足で地面を押さえるという意識ではなく、地面から突き上げてジャンプするようなフットワークを保ちます。膝も突っ張らないよう曲げましょう。正しい走法を身に付ければ、着地時にバタバタではなくトントンという軽い音が出るようになります。

初心者はいきなり全力疾走すると、ふくらはぎなどを痛めがち。早歩き程度のスピードで、徐々に速度を上げていきます。距離は800~1,000mくらいから始め、少しずつ伸ばすのが効果的。練習の頻度も最初は週1回程度に抑え、必要なら回数を増やしていけばよいでしょう。

ただふだん、靴の生活に慣れた人がいきなりはだしで走るのは避けたほうが賢明。走るのは「はだしウォーキング」で2~3週間ほど慣れてからがよいでしょう。

足に負担のかかる坂道や階段、暑い最中のアスファルトやコンクリートなどの硬い路面は避けるようにします。なるべく陸上競技場や公園の芝生など平たんな場所を選びましょう。はだしに抵抗がある人や足を切ってしまうのが心配な人は、生地が薄いはだし感覚の靴を試してみるのがおすすめです。

この記事をシェアする


あわせて読みたい記事