断食ダイエットの意外な効果が老廃物の排出!
断食ダイエットは、文字どおり食事を意図的に絶つことによるダイエット方法です。しかし、その効果は余分な脂肪を解消するという短絡的な目的ではなく、体の内側から痩せやすい体を作っていくものです。さらにその効果は、ダイエットのみならず、美容効果が大いに期待できるといいます。7月29日放送『解決!ナイナイアンサー』で紹介されていました。
目次
断食ダイエットの意外な効果
断食ダイエットの目的は余計な脂肪の解消にありますが、内臓を休養させる効果もあります。日夜、私たちの体の中で行われている消化・吸収の作業は、大きなエネルギーを必要とするもの。消化器官を休ませることは、体の全器官の休息にもつながります。
そして、断食ダイエットの意外な効果が「老廃物の排出」です。断食をすると、生命活動の「消化・吸収・排泄」のうち、消化と吸収が完全にストップ。全エネルギーを排泄に集中できるというわけです。体の内側からきれいにする…じつは断食ダイエットは美容にもすぐれた効果が発揮します。
実際、断食を始めて最初の1~2日は空腹との戦いです。しかし、3日目くらいから空腹感がなくなってきます。そして、徐々に空腹感がなくなるだけでなく、どんどん老廃物が出るようになるのです。
老廃物の排出が促される理由とは?
口臭や体臭だけでなく、目ヤニや濃い尿、そして濃い便が出てくるとか。悪いものがぜんぶ出てくる「デトックス効果」があるというわけ。これが断食が体の中からきれいになるといわれる理由です。
また、空腹になると全身の飢えた細胞は老廃物を消費して活性しようとします。カロリー補給を止められた血液は、血管内壁に付着した老廃脂肪を消費して、エネルギー転換を始めるのです。
同様の浄化作用は廃物が蓄積した内臓でも進行。この各器官でも老廃物の消費も、老廃物の排出を促す効果を果たすのです。
5万人が実践した断食道場もある
これまで5万人が実践した断食道場「ヒポクラティック・サナトリウム」では人参ジュース断食を行っています。実際に施設を訪れてみると、入り口のロビーはほとんどホテルのような作り。図書室やトレーニングルームなども用意されています。
食べられるのは、基本的には毎食の人参ジュース3杯。1日に必要なビタミンやミネラル、糖分が十分に摂れるようになっています。部屋には生姜湯が置いてあるので、のどが渇いたときや空腹を感じたときには、黒糖を入れていつでも飲むことができます。
また、施設の中では自由に過ごしてOK。温泉やサウナも用意されています。家族が同行することも可能で、1人だけ断食ということもできるのです。
断食ダイエットの注意すべき効果
ただし、断食ダイエットには注意すべき効果もあります。それは血液中のケトン体が増えることです。長時間の空腹が続くと、脳のエネルギー源となる糖質が不足します。そのときに私たちの体が脂肪を分解して生み出す糖に変わるエネルギーがケトン体です。
脂肪が分解されるのでうれしい効果とはいえますが、一方でケトン体が増えすぎると体内が酸性に変化。意識障害につながることもあります。
また、糖質不足が長く続くのも注意が必要です。体が自動的に飢餓に備えて脂肪を溜め込むモードに切り替わってしまいます。このように断食ダイエットもやりすぎるとリスクがあるのです。
■「ダイエット」おすすめ記事
腹筋インナーマッスル強化でお腹周りをダイエット
激しい運動ナシでやせる「ドローインダイエット」
食後に熱いシャワーで痩せる「時間差ダイエット」
4か月で20kg減「長続きする」ダイエット法
目指せ糖質ゼロ!「ハイボールダイエット」
1週間で効果が出る「朝食抜きダイエット」