社会人の新常識!?豆電球をつけて寝ると太る
テレビや電気をつけたままにして「明るくないと眠れない」という人は多いのではないでしょうか。しかし、じつは「明るい部屋で寝ると太る」という新事実があるのを知っていましたか? しかも明るいといっても、豆電球ほどの明るさだというから驚きです。そのメカニズムを見ていきましょう。
目次
目に光が入ってくると熟睡できない
奈良県立医大で行われた500人を対象にした実験があります。部屋をほぼ真っ暗にして寝るグループと、明るい部屋で寝るグループとを比較したところ、明るい部屋で寝るグループは肥満の割合が「2倍」にもなったのです。
これは、目に光が入ってくると熟睡できないため。熟睡できないということは、睡眠時の体の修復に必要が「成長ホルモン」が出にくくなります。すると、新陳代謝が悪くなって体内の中性脂肪が分解されなくなるのです。これが蓄積することで肥満となってしまいます。
実験は豆電球並みの9ルクスだった
ちなみに、実験の明るい部屋といっても、その明るさは「9ルクス程度」。これは「豆電球」くらいの明るさです。ましてや、蛍光灯やテレビをつけっぱなしにして寝てしまっては、熟睡の度合いはますます下がってしまいます。
この研究グループでは「日中に太陽光を浴びるほど夜間メラトニン分泌量が多い」という実験結果も明らかにしています。「メラトニン」は睡眠と覚醒をコントロールするホルモンで「天然の睡眠薬」ともいわれています。
日中に光を浴びないために睡眠が浅くなり、さらに夜間に光を浴びることでさらに熟睡できなくなる…そんな悪循環に陥らないように注意しましょう。
■「寝る」おすすめ記事
眠れない時に無理に寝るのは逆効果!正しい対処法
寝るだけダイエットは就寝3時間に秘密アリ
食後に寝る向きは「左が下」~社会人の新常識~
■「睡眠」おすすめ記事
「横になるだけでも体は休まる」は大間違い
かくれ不眠の原因は「古い脳」の覚醒にアリ
■「社会人の新常識」おすすめ記事
尿検査の前日の正しい過ごし方とは?~社会人の新常識~
「血圧」下げる3つの方法~社会人の新常識~
社会人の新常識!?水分控えめは「腎臓」に悪い