女性に急増!サルコペニア肥満を防ぐ方法
いま急増しているのが、見ためや体重ではわからない肥満「サルコペニア肥満」です。じつに40代以降の「4人に1人」が「サルコペニア肥満」の予備軍だとか。サルコペニア肥満の簡単なチェック方法と、それを防ぐ方法を紹介しましょう。1月26日放送『駆け込みドクター!』の「運命を変える診断SP」で取り上げられていました。
目次
サルコペニア肥満の危険性
「サルコペニア肥満」は、2つの言葉の組み合わせです。サルコペニアは筋肉の減少を意味する老化現象。年齢とともに体の筋肉量がかなり減った状態を表します。肥満は文字どおりの意味です。この両方を持ってしまった状態がサルコペニア肥満。筋肉が減った部分に脂肪が蓄積した状態です。
サルコペニア肥満の怖さは、見た目や体重では見分けがつかないことです。筋肉の量は20代をピークに減少。自分では気づかないうちに、脂肪は徐々に増えていくのです。
なかでも危険なのは「食事だけのダイエット」をよくやる人。食事制限によるダイエットは、脂肪だけではなく筋肉も落ちて体重が減るのです。逆にいうと、筋肉減少を促進させていると同じことなのでした。
サルコペニア肥満のチェック方法
最近では、30~40代でサルコペニア肥満と判定される人も出てきています。そうなると、糖尿病や高血圧などの生活習慣病になるリスクが「3倍から7~8倍」も高くなるのです。
じつは筋肉の働きは、体を動かすことだけではありません。筋肉は血液中の糖分を取り込む働きも担っています。筋肉量が減ると糖分が十分に取り込まれず、血液中に多く残ってしまうことに…。筋肉の減少が糖尿病のリスクとなるわけです。
サルコペニア肥満の簡単なチェック方法は「立ったまま靴下を履けるか」。片足立ちでどこにもつかまらずに履けるなら、ある程度は筋肉がついていることを示しています。
サルコペニア肥満を防ぐ方法
このサルコペニア肥満を防ぐ方法は「筋肉をつけること」。それには「スクワット」が一番よい方法です。筋肉の大部分は下半身に集まっています。とくに、もっとも大きな筋肉を鍛えるスクワットが効果的です。
ただし、正しい姿勢で行う必要があります。とくに注意すべきは、ひざが足先より前に出ないようにすること。人差し指で足の付け根を後ろに押しながら、ひざを曲げるとよいでしょう。
洋式トイレの便座に座るイメージです。無理をせず、1日10回を週5回行うことを目標にがんばりましょう。
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