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最新肥満治療!脂肪吸収を抑える新薬が登場

太っていて糖尿病や高血圧、脂肪肝、睡眠障害などがある人は、治療が必要な「肥満症」という病気です。2013年9月には国内で初めて、脂肪の吸収を抑えるタイプの新薬が承認されました。重度の肥満症には胃を切り取る外科手術もあります。選択肢が広がりつつある「肥満」治療の現状を見てみましょう。



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最新肥満治療!脂肪吸収を抑える新薬が登場


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脂肪吸収を抑える新薬が承認された

日本肥満学会は2011年、BMIが25以上の「肥満」に加え、糖尿病や脂質異常症、痛風など11の肥満に関連する病気があり、CT画像で腹部の断面積のうち内臓のまわりについた脂肪の面積が100平方センチメートル以上あれば「肥満症」として治療が必要とする診断基準を作りました。

同学会が2006年に作った治療指針によると、治療は食事療法と体重管理が基本。毎朝夜の体重を記録し、摂取カロリーは1,000~1,800kcalを目標とします。減量の継続には「毎食後に歯を磨いて、ダラダラと食べないようにする」「スーパーでの買い物は、肉や魚、野菜だけにして嗜好品は買わない」など具体的な目標が大切です。

食事制限と運動でも肥満が続けば、薬による治療をすることがあります。肥満症の治療薬では9月、脂肪吸収を抑えるタイプの新薬「セチリスタット」が国内で初めて承認されました。これまで唯一承認されていた「マジンドール」は食欲中枢に作用し食欲を抑えるのに対し、新薬は脂肪を分解する酵素の分泌を抑え、脂肪が吸収されにくくします。

新薬治療の対象となる患者はBMI125以上に加え、2型糖尿病と脂質異常症のある人で、治験では1年間の服用で平均約2.7%の減量の効果がありました。ただし、大便に過剰な脂肪が含まれる脂肪便や下痢になる副作用も…。


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重度の肥満症には胃を切り取る外科手術

さらに重度の肥満症を改善するためには、胃の一部を切除する外科手術があります。胃の容量を小さくして食べられる量を減らす手術で、欧米では一般的な治療です。国内では自由診療を含め、2012年は176例を実施。胃の一部を切り取って細長い筒状にする「スリーブ切除術」は、厚生労働省が2010年に治療費の一部に保険を適用する先進医療にしました。全国9ヶ所が実施施設に認定されています。

岩手医科大ではこれまで、27人の胃切除術を実施。患者の平均体重は129kgで、重度の糖尿病や「長時間歩けない」といった生活上の支障があったもの。手術後は、2型糖尿病や高血圧は全員が薬の必要ないほどに改善しました。

肥満症の手術は体に小さな穴をあけて、内視鏡や電気メスで腹腔鏡下で行います。手術前に約2週間の入院が必要で、自己負担額は約50万円程度です。

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