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神経性胃炎は萎縮してシワシワの胃が原因だった

神経性胃炎やストレス性胃炎は、ストレスによって引き起こされる胃炎のことです。それでは、ストレスを受けるとなぜ神経性胃炎になるのでしょうか? それはストレスで萎縮してシワシワになった胃が原因だったのです。8月24日放送『駆け込みドクター!』の「危ない胃の不調SP」で紹介されていました。



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神経性胃炎は萎縮してシワシワの胃が原因だった


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神経性胃炎は自律神経が大きく関与

なぜストレスを受けると胃炎になるのでしょうか? 大きく関わっているのが自律神経です。自律神経は交感神経と副交感神経の2つ。この2つはシーソーの関係で、お互いにバランスを取り合っているのです。

体を活動的にしてくれるのが交感神経で、副交感神経は体をリラックスした状態にしてくれます。ストレスがかかるとこのバランスが崩れて、胃に不調を来たすのです。

交感神経が必要以上に活発になると、胃液の分泌が減少。ぜんどう運動も弱まってしまいます。一方、副交感神経が必要以上に優位になると、胃酸が過剰に分泌されて胃壁が荒れてしまうのです。これが神経性胃炎を引き起こします。


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ストレスで胃が萎縮してシワシワに

実際、ストレスがかかると胃はどうなるのでしょうか? 正常な胃を胃カメラで見てみると、胃はぜんどう運動をおこしていました。正常な胃はこのぜんどう運動を1分間に3~4回ほど繰り返しています。

ストレスがかかった状態の胃を見てみると、胃の中はシワシワ。しかも動きが止まっています。正常な胃は定期的なぜんどう運動を行って食べ物を腸へと送っていますが、ストレスを受けると自律神経が過敏に反応して胃のぜんどう運動が弱まります。胃の中にできたシワは胃が萎縮してできたものです。

こうして胃の動きが悪くなると食べ物の消化が悪くなって胃がもたれたり、それによって胃酸が出続けてしまうため胃酸過多で胃の痛みがおこったり…。このように、ストレスを感じてわずか数分でおきた胃の変化が、胃もたれや胃痛を引き起こすのです。

これらが神経性胃炎の原因となります。胃が傷つくことで潰瘍ができ、出血する可能性もあります。「ストレスで胃に穴があく」という言葉どおり、ストレスによって胃に穴はあくのです。


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神経性胃炎は自律神経を整えて予防

それでは神経性胃炎はどのように予防すればよいのでしょう? それはストレスによって乱れがちな自律神経のバランスを整えることです。

自律神経をもっとも手軽に整える方法は「ぬるめのお風呂で全身浴」です。38~39度のお湯に30分ほど、全身浴で入るとリラックスできます。40度以下のお風呂にお湯につかることで、自律神経は副交感神経が優位になるのです。

「温冷浴」も自律神経を整えるには効果的です。水とお湯を7回繰り返すというものですが、大切なのは温度差。お風呂を上がるときに冷水を浴びるだけでも効果があるでしょう。

■8月24日放送『駆け込みドクター!』
【危ない胃の不調SP】

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