花粉症を抑える使い捨てコンタクトレンズ!!
花粉症による目のアレルギー症状を緩和する「コンタクトレンズ」の臨床試験が始まります。これは、コンタクトレンズメーカーとして知られる「シード」と、「マイティアCL」などの点眼薬を開発している「千寿製薬」との共同開発です。
製品としては、1日使い捨てレンズから継続的に薬剤が放出される仕組み。かゆみを伴うアレルギー性結膜炎の薬剤をレンズに含ませ、約8時間かけてゆっくり放出する構造です。特徴としては、レンズの素材を工夫して薬剤に浸しても形状が変わらないようにしたこと。薬剤が日中の間、持続的に放出し続けるようにしました。
これまでは花粉症アレルギーを抑える点眼薬をさすたびに、コンタクトレンズを取り外す必要がありました。また、花粉症を抑える点眼薬をコンタクトレンズをしたまま点眼できる花粉症対策用の目薬も発売されていますが、それさえも頻繁にさす必要がなくなります。
製品化できれば世界初となる事例です。2013年度中に臨床試験を始めて、3年程度での発売を目指します。